知れば納得!すぐに使える! 小売・流通業の新常識

流通業界用語集

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財務関連用語

売上高営業利益率

計算式は「営業利益÷売上高×100」。営業総利益から、販売費および一般管理費を引いたものが、営業利益になる。企業の営業力がどのレベルにあるかがわかる。

売上高経常利益率

計算式は「経常利益÷売上高×100」。企業の利益水準のレベルを見るための最も代表的な指標である。売上高は大きくても、利益が上がっていないケースも考えられるので、売上高に占める経常利益率を見ることによって、個別企業の経営状況が把握できる。

売上高当期利益率(純利益率)

売上高に占める純利益の比率。純利益とは、経常利益から法人税などを差し引いた法人の当期最終利益のこと。売上高純利益率では、すべての収益からすべての費用を控除した当期純利益を用いるため、企業の配当能力を評価でき、投資家にとって重要な指標である。

ROI(総資本利益率)※Return On Investment

総資本利益率のこと。計算式は「経常利益÷使用総資本×100」である。企業の使用する資本には、自己資本と他人資本(負債)があり、それを合わせたものが総資本である。したがって、この指標は企業が使用している資本で、1年間の事業活動で、どれだけの利益を生み出しているかを見るためのもの。

ROE(自己資本利益率)※Return On Equity

自己資本利益率のこと。計算式は「当期利益÷自己資本×100」。自己資本とは企業自体が所有する資本であり、資産合計から負債合計を差し引いたもの。したがって、このROEは企業の所有する資本が、どれだけの利益を生み出しているかを見るものである。

連結決算

親会社だけではなく、子会社・関連会社を含めた決算。企業グループの実態を正確に反映させるため、大蔵省(当時)は、1984年3月から持ち分法の適用を義務づけた。2000年3月期からは連結決算が主、単独決算が従となった。

損益計算書(PL)

一会計期における企業の経営成績を表示した決算報告書のこと。英語のProfit & Loss Statementの頭文字をとり「PL」と呼ばれることもある。収益と費用を対応表示させており、営業利益や経常利益、当期純利益などがわかるようになっている。

貸借対照表(BS)

バランスシートのこと。英語のBalance Sheetの頭文字をとり、「BS」と呼ばれる。ある一定時期における企業の財産状態を表す決算報告書。企業が所有する資産(モノ、カネ、権利など)を左に計上し、負債(借入金、社債など)を右に計上する。企業に投入されている資金がどのように運用されているかが明らかになる。

自己資本比率

総資本のなかに占める自己資本の割合のこと。この比率が高ければ、その企業は安全性が高いとされており、小売業では30〜40%が、1つの目安となっている。これを高くする方法は、純利益の蓄積か、増資の2つしかない。

キャッシュフロー

企業活動での資金の流れのこと。企業の決算期ごとの税引後の利益から、配当金と役員賞与を差し引いたものに、減価償却費を加えた金額をいう。いわゆる自己資金のことである。これが大きいほど、外部資本に依存する度合いが小さくなる。

損益分岐点

企業活動に伴い総収入と総費用が同じ額、すなわち損益が等しい点をいう。したがって総収入がこの点以上であれば利益が生まれ、その点以下となれば損益(赤字)が発生する。企業経営における利益計画や損益管理にとって損益分岐点が重要となる。

損益分岐点 = 固定費 ÷(1- 変動費 ÷ 売上高)

限界利益

売上高から変動費(原材料費、物流費、販売促進費)を引いた残りが限界利益であり、固定費(拡売費・交際費・会議費など)と利益の合計に等しい。限界利益を売上高で割ったものが限界利益率。

時価総額

上場株式時価総額の略。当日の終値に上場株数を掛けて算出。上場株式の財産評価。企業単位で見たり市場全体で見たりする。企業単位で見た時価総額は、最近では株式市場が各企業にどれくらいの評価を与えたかを示す指標として重視されている。

時価会計

会社の資産や負債を時価で評価する会計制度。従来、日本の会計制度は原価(簿価)主義をとっていたが、時価会計がグローバルスタンダード化したため、時価会計が日本でも主流となってきた。

減損会計

保有する固定資産の簿価と現在の価値とを比較し、現在の価値が簿価より低ければ損失を計上する。この場合、「現在の価値」とは、「将来にその資産が稼ぎ出す収益からはじき出した価値」、もしくは「直ちに売却したときの想定価格」のいずれか高いほうで比べる。なお、減損会計の対象となる資産は、企業の固定資産である。

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