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ここが知りたいRoHS 指令

Q&A:EU

RoHS検索

Q.16
RoHS指令の均質材質の考え方について教えてください。
めっきの場合の6価クロム含有率の算出方法について、当初は母材(鉄鋼部分)を含めた総質量を分母にて、6価クロム含有率を算出しておりましたが、均質材質という考え方の流れで、めっき(各層を含め)の総質量を分母に算出し、RoHSの適否を判断してきました。
しかし最近、一部顧客より、めっきの場合は、めっきの各層を均質材質とし、亜鉛めっき+クロメート処理のものは、クロメート処理の層の部分だけの質量を分母で算出ということが言われております。
鋼板メーカーや分析機関に問い合わせても、めっき層ごとでの含有率計算は例がないとのことです。また、均質材料の定義は、「機械的に別々に分離(mechanically disjointed)できない材料(material)」とのRoHSの考え方や、実 際、各層ごとの分離は難しいとの判断などから、めっきの総質量を分母にした計算で6価クロムの含有率を確認し、RoHSへの適否を判断したいと思いますが、いかがでしょうか。

A.16

均質材料の定義の詳細は官報で正式に出ておりません。

ご指摘のように、欧州委員会から発表されていますFAQでは均質材料について次のように説明されています。

均質材料は機械的に分離できない材料とし、さらに「組成全体が均一な材料」で、例として、プラスチック、セラミックス、ガラス、金属、合金、紙、樹脂、コーティングなどとしています。具体的には、3つの例が示されています。

  1. 異種材料でコーティングや接着されていない1種類だけの材料からなるプラスチックカバー。最大許容濃度はこのプラスチックに適用される。
  2. 電気ケーブルは力学的プロセスにより絶縁体と金属などの異種材料に分離されるので、電気ケーブルは均質材料ではない。最大許容濃度は、それぞれの分離された材料に適用される。
  3. 半導体パッケージは、プラスチック成形材料、リードフレームのスズのコーティング、リードフレーム合金、および金ボンディングワイヤーなどの多くの均質材料が含まれる。最大許容濃度はそれぞれに適用される。

機械的分離には、化学的作用は含めないと過去のTACで論議されています。めっき層の機械的剥離は難しいのですが、現実は、地金、めっき層、クロメート層が厚さは薄くとも均質材料になりそうです。

日本では、JIS C 0950(通称J-Mosss。正式名称は「電気・電子機器の特定の化学物質の含有表示方法:the marking of presence of the specific chemical substances for electrical and electronic equipment」)で均質材料の定義を次のように示しています。

1.含有率基準値の算出の考え方

a)基準値の分母は、均質材料または均質材料の質量とする。 ただし、複合物質または材料の場合には、次のものを均質材料または均質材料とする。

  • 化合物、ポリマーアロイ、金属合金など。
  • 塗料、接着剤、インク、ペースト、樹脂ポリマー、ガラスパウダー、セラミックパウダーなどの原材料については,それぞれの想定される使用方法によって最終的に形成されるもの。

例)

  • 塗料、接着剤は、乾燥硬化後の状態
  • 樹脂ポリマーは、成形後の状態
  • ガラスおよびセラミックスの成形後の状態
  • 塗装、印刷、めっきなどの単層。また、複層の場合には、それぞれの単層ごとの状態

ただし、単層/複層を分離して数値を求めることが困難な場合には、分離可能な最小単位を均質な単層とみなす。

他方、2007年3月1日に施行された中国RoHS法のために制定された中国電子業界標準、SJ/T 11363 - 2006「電子情報製品中の有毒有害物質の限度量に関する要求」では、電子情報製品中の部品のめっきに対して鉛、水銀、カドミュウム、6価クロムの有毒有害元素を故意に添加してはいけないとしています。これに対する説明を、2006年12月1日発表のFAQで、次のようにしています。

「普通のケースでは、故意に添加しない限り、めっき層中の有害物質は標準値を超えることはない。『故意でない』ことを理由にすることができないように、有害物質が標準を超えれば、一律に処罰される。」

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

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