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HOME > 経営をよくする > ここが知りたいRoHS指令

ここが知りたいRoHS 指令

Q&A:EU

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Q.118
3価クロム仕様で製造したつもりが、熱処理などの工程の途中で6価クロムに変化してしまったものが、EUなどに出荷されてしまいました。それがわかった場合は、当局からどのようなペナルティを受けることになりますか。

A.118

Q&A97において、英国の「Government Guidance Notes」(英語版)には、罰則について「(1)RoHS規制における危険物質の禁止について従うことに違反するか、怠った者は、即決裁判(summary conviction)の場合は法令上の最高額(現状5000ポンド)の罰金、起訴による有罪(conviction on indictment)の場合は無制限の罰金、を受け入れることに責任をもつことになるかもしれない。(2)…」との記載があることを説明しました。

ところで、一般的には3価クロムは安定で、6価クロムになる(酸化する)のは少ないと考えますが、「200℃以上に加熱すると極一部が6価クロムになる」との論文記載*があります。RoHS規制では、6価クロム濃度は意図的、非意図的を問わず1,000ppmが規制値です。

作業条件などから、6価クロムが生成されないことが必要で、明らかに6価クロムが生成されるとなれば、悪質と判定されると思います。まずは、作業(工程)の標準化および文書化を行い、作業(工程)管理をきちんと行うことが肝要と思います。作業管理記録をみてきちんと管理していることがわかれば、情状酌量となります。

次の「RoHS Enforcement Guidance Document」**のフローチャートにされているように、技術文書の整備とそれに則った運用が重要です。

概要は次の通りです。

  1. RoHS指令対象製品であれば、違反を検知するために高リスク製品のXRF(蛍光X線)分析を行う(この結果によって、次の技術文書の検査をせずに、直接、破壊検査のためのサンプリングに進んでもよい)。
  2. 製造者のRoHS指令遵守システムが有効であることを示す技術文書を要求する。
  3. この技術文書としては、工程(プロセス)ベースの文書である場合(Route A)と製品/部品をベースとした場合(Route B:工程(プロセス)をベースとしない。特に中小企業の負荷を少なくすることを考慮)、それぞれ典型的な遵守を示す文書リストが示されており、十分な証拠であると判断されればこれでOKとなる。
  4. 上記 3. において、十分な証拠がなければ、当局によって指定される追加文書を提出することになる。これで十分な証拠であると判断されれば、OKとなる。
  5. 4. において、十分な証拠がなければ、この「RoHS Enforcement Guidance Document」に示されている「Sampling and Testing」を行い、すべての均一物質がRoHS指令を遵守しているかを判定される。
  6. RoHS指令を遵守していないと判定されると製造者に通知され、適切な強制措置が下されるか、または指導が行われる〔この強制措置には市場からの製品回収(removal)も可能性として含まれる〕。
  7. 6. で指導の場合は、製造者と協議し、製品がRoHS指令遵守となるような改善アクションに同意する。
  8. 製造者は改善アクションを実行し、当局に指定された期限内に証拠を提出する。
  9. この証拠を評価し、十分な証拠であると判断されればOKとなる。不十分であれば、適切な強制措置が下されるか、または再指導が行われる。
  • *星野重夫(2005)「クロムめっきの発展と将来」、(社)表面技術協会(2005-07-21)夏季セミナー『環境調和型表面処理の現状と将来』、p.36
  • **RoHS Enforcement Guidance Document(Version 1 - issued May 2006)
    http://www.dti.gov.uk/files/file30049.pdf

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

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