ここが知りたいRoHS指令

ここが知りたいRoHS指令

電子・電気部品に関する欧州の環境規制(RoHS指令)について紹介

Q
EU2008年7月1日更新
Q.37 外側を密封した内部の部品でも、有害物質を使っている場合はRoHSの規制の対象になるでしょうか。

RoHS指令の規制の対象となる特定有害物質については最大許容濃度(閾値)が決められています。その最大許容濃度は2005年8月19日に官報(Official Journal of the European Union)で告示されましたが、含有量を分子に、均質材料(homogeneous materials)を分母にした重量比(wt%)表示します。鉛、水銀、6価クロム、PPBおよびPBDEは0.1wt%、カドミウムは0.01wt%です。

ご質問の密封された内部にある部品ですが、これも特定有害物質を含有していれば、規制の対象になります。この場合も、均質材料当たりになります。欧州委員会が2005年5月に公表し2006年8月に見直したFAQ(Frequently Asked Question:よくある質問)ではICのモールド内部の物質についても均質材料あたりに分解することを示唆しています。
均質材料については同FQAの中で、以下のように定義していますので、参考にしてください。均質材料とは機械的に別々の材料に分離できない材料として、さらに組織全体が均一な材料で、例として、プラスチック、セラミックス、ガラス、合金、紙、ボード、樹脂、コーティングなどとしています。

このような規制の基本的考え方には製品が廃棄されたときに、シュレッダーダストになり、それが埋立て、焼却などの処分をされる場合への考慮があります。

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

情報提供:一般法人 東京都中小企業診断士協会

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