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ここが知りたいRoHS 指令

Q&A:EU

RoHS検索

Q.23
アルミ押出し品A6063S鉛の含有量に関しての質問です。顧客の閾値が0.4wt%と規定されている場合、メーカー報告では68ppmとの回答があり、規制対象外になるものか否かお教え願います。

A.23

前後の状況は不明ですので、ご質問の内容だけでの解釈をお示しします。
アルミ材はRoHS指令付属書の6項で0.4wt%まで適用除外されます。
JIS規格アルミニウム押出し合金A6063Sの化学成分は下記になっています。 基本的に鉛は入っていません。

Si 0.2~0.6wt%
Fe 0.35wt%
Cu 0.10wt%
Mn 0.10wt%
Mg 0.45~0.9wt%
Cr 0.10wt%
Zn 0.10wt%
Ti 0.10wt%
Al 残部

RoHS指令のアルミ合金の鉛除外の基準値は0.4wt%で、ppmに直しますと、1,000,000分の4,000になり、4,000ppmになります。
 調達部材の鉛濃度が68ppmであれば基準値4,000ppm以下です。

ここで留意しておかなくてはならないのが、サンプリングと測定方法です。基本的に妥当な測定が行われた結果であるかを確認しなくてはなりません。
いざというときに、例えば当局への説明に使用する、あるいは裁判になったときに、証拠として採用されるレベルで調達部材を評価、検査をしたかが問われます。納品された部品はA6063Sを使用したことを確認することが必要です。加工を取引先に委託している場合は、原材料の受入確認をどのようにしているかをミルシートなど確認します。

測定値は、サンプリング、測定方法で値が大きく変化します。バラつき(不確かさ)をきちんと把握しておかなくてはなりません。この事例では、68ppmですので多少の誤差やバラつきがあっても評価結果は動かないと思います。微妙な場合はトレサビリティを含めて、管理する必要があります。
 測定方法は、蛍光X線分析装置でスクリーニングし、グレーであれば湿式分解法で精密測定をすることになります。今後の測定方法は非強制ながらIEC62321の測定方法が普及すると思います。

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

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