ここが知りたいRoHS指令

ここが知りたいRoHS指令

電子・電気部品に関する欧州の環境規制(RoHS指令)について紹介

Q
EU2008年7月1日更新
Q.22 WEEE指令第7条の再生における、「再生率」、「リサイクル率」の違いは何でしょうか。
この目標を達成するには、製品設計DR(設計審査)の段階で、各製品が達成されていなければならないと考えた方が良いのでしょうか。

日本とEUでは用語の定義が微妙に異なります。
再生(Recovery)は再使用(Reuse)とリサイクル(Recycling)とエネルギー回収(Energy Recovery)の和です。処理(Treatment)は 再生(Recovery)と処分 (Disposal)の和です。
目標値はカテゴリー別で次になっています。

  • カテゴリー1(大型家庭用電気製品)、10(自動販売機)
    再生率:85%
    リサイクル率:75%
  • カテゴリー3(ITおよび遠隔通信機器)、4(民生用機器)
    再生率:75%
    リサイクル率:65%
  • カテゴリー22(小型家庭用電気製品)、5(照明装置)、6(電動工具)、7(玩具)、9(監視および制御機器)
    再生率:70%
    リサイクル率:50%

WEEE指令は、再使用(Reuse)は目標値に入れていませんが、2008年12月31日までに次項とともに見直しがされます。

  • カテゴリー8(医療用機器)の目標値
  • ほかのカテゴリーの再生、再使用/リサイクル目標値

目標値の運用は、実際の再生(Recovery)率で、回収した廃電気電子製品で、リサクルとエネルギー回収した率となり、設計値ではありません。また、再生率とリサイクル率の両方の目標値を満たす必要があります。
 設計段階で、デザインレビューでシミュレーションして、再生率を計算する、リサイクルするための手順評価などをする必要があります。DRの結果を踏まえて、11条による処分場やサイクルセンターに情報提供することが求められます。

EUのリサイクル用語の定義

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

情報提供:一般法人 東京都中小企業診断士協会

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