ここが知りたいRoHS指令

ここが知りたいRoHS指令

電子・電気部品に関する欧州の環境規制(RoHS指令)について紹介

Q
EU2008年7月1日更新
Q.13 ELV指令では、禁止4物質の含有は閾値に関わりなく、意図的含有の場合は禁止とされておりましたが、意図的、非意図的の区別が撤廃されたとの情報がありました。この情報は本当でしょうか。

2005年9月に付属書が修正されました。その中で、意図的添加、非意図的添加(not intentionally introduced.)の用語がなくなりました。また、期限付き除外の整理や追加もありました。

上記に関連する、当初のELV指令の付属書の該当する部分の条文は以下の通りです。

  • 均質材料当たりの鉛、6価クロムおよび水銀の最大許容濃度は重量比0.1%で、同じく、カドミウムは0.01%である。これは非意図的添加の場合に限られる(注)
  • アルミニウムに含まれる鉛の最大許容濃度は、重量比で0.4%である。これは非意図的添加の場合に限られる。
  • 2007年7月1日まで含有が許可されているブレーキライニングの銅の中に摩擦材として含まれる鉛の最大許容濃度は、重量比で0.4%である。

これは非意図的添加の場合に限られる。

(注)「意図的添加」とは、「最終製品に特定の特徴、外観もしくは質を提供するために、継続的な存在が要求される材料や部品が組織として計画的に利用された」ことを意味する。新製品製造の供給材料として、リサイクル材を使用する場合には、規制されている金属を多少は含有するかもしれないが、この場合は意図的に添加されたとは考えない。

上述したように、ELV指令では、意図的添加は認めないという文言が入っていました。修正された付属書の関連部分は以下の通り、非意図的含有に関する規定が削除されています。

  • 均質材料当たりの鉛、6価クロムおよび水銀の最大許容濃度は重量比0.1%で、同じくカドミウムは0.01%である。

修正された付属書で、意図的添加に関する規定が削除されたことは、リサイクルや天然不純物の混入に関わらず、基本的には非含有ということで対処するべきであると解釈されます。

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

情報提供:一般法人 東京都中小企業診断士協会

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