ここが知りたいRoHS指令

ここが知りたいRoHS指令

電子・電気部品に関する欧州の環境規制(RoHS指令)について紹介

Q
EU2008年7月1日更新
Q.6 バイオ関連製品を販売しており、「バイオハザードマーク」を貼付しています。製品はカテゴリー8の医療用機器ではなくカテゴリー9の監視・制御装置に該当すると判断しています。
WEEE指令では、カテゴリー8には「感染製品」の除外がありますが、カテゴリー9にはありません。WEEE指令の回収義務はあるのでしょうか。

貴社製品の内容などが掴めないため、一般的なものとしての知見から回答をいたします。

まずは分類を自己責任で行いますが、基本は付属書1Aが分類対象で、付属書1Bは参考資料扱いです。「感染製品」の回収除外はすべての製品にあります。

WEEE指令第5条d項で「健康・安全に関する国家および共同体の基準を尊重し、汚染に起因する従業員への健康および安全性に関するリスクをまねく WEEEは、前記規定(a)および(b)下での返却を拒否されてもよい。加盟国は、当該WEEEに対して具体的な取り決めをしなければならない」とあります。

すなわち、汚染された廃棄物は基準により回収拒否されます。

WEEE指令第2条2項で、「この指令は、安全および健康の要求事項に関する共同体法令および特定の共同体廃棄物管理法令を侵害することなく適用しなければならない」となっています。
ほかの指令があればそれに従うことになります。

WEEE指令は廃棄物指令(75/442/EEC )に包含された指令です。

危険廃棄物は、同じ廃棄物法に包含される有害性廃棄物指令(91/689/EEC)があります。汚染廃棄物の処理手順は、WEEE指令がEC条約175条で国内法制定を指令しており各加盟国で異なりますが、基本は危険廃棄物指令になります。「バイオハザードマーク」がついていれば、危険廃棄物指令に従うことになると思いますが、最終的には各国内法で確認することが必要です。

バイオ関連製品を販売されるときに、可能であれば、WEEE指令第9条1項および2項により個別契約を結ぶことをお勧めします。WEEE指令第9条2項「生産者および一般家庭以外のユーザーは、本指令を侵すことなくほかのファイナンス方法を規定する協定を締結することができる」とあります。

工場や研究所などの販売では一般的に売買契約書を取り交わすと思います。廃棄時の処理事項(廃棄時の留意上、有償、無償、引き取り方式など)を売買契約の中に入れておきますと、トラブル回避の一助になります。

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

情報提供:一般法人 東京都中小企業診断士協会

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