ここが知りたいRoHS指令

ここが知りたいRoHS指令

電子・電気部品に関する欧州の環境規制(RoHS指令)について紹介

Q
中国2008年7月1日更新
Q.116 輸出梱包に使用している材料に木材関連(パーチクルボード/合板など)を利用しています。中国版RoHSにおいて、この場合は非木材としての認識に立ち、材料表記はする必要はありませんでしょうか?
さらに表記が必要な場合でも、マークはリサイクルマークでなく、再生材料含有のマークを利用したほうがいいのでしょうか。
木材梱包材に関しては(植物検疫に関する国際基準第15)の関連付けもあり、困っております。

包装リサイクル標識(GB18455-2001)での木材は、天然木を指していると解釈しております。
天然木でないと言っても、パーチクル材合板などでリサイクル可能であればリサイクルマークが必要です。また、パーチクル材は木材の小片を接着剤と混合し熱圧成形した木質ボードの一種ですから、複合材の分類になる可能性がありますので、内容に応じて表記形式が変わります。

日本繊維板工業会(http://www.jfpma.jp/)では、「リサイクルマーク」を制定しているようです。木材製品の専門知識をもっておりませんので、貴社の物流部門のご専門の方にお問い合わせください。

JFPMAが制定したリサイクルマーク
日本繊維板工業会(JFPMA)が制定したリサイクルマーク

関連して詳細な情報をもち合わせておりませんが、木材梱包の検疫に関して、次の情報があります。

  • 国家質量監督検験検疫総局 税関総署 商務部 林業局 公告 2005年第11号
  • 国家質量監督検験検疫総局 公告 2005年第32号

この2つの公告には、検疫内容、検疫消毒処理方法、マーキングに関する要求について定められています。

木製梱包の定義は、貨物の積載、包装、下敷き、支え、補強に用いられる木製材料を指し、木箱、木製クレート、木製トレー、木枠、木桶、木軸、木釘、パレット、枕木、緩衝材などであって、人工合成したもの、またはベニヤ板、ファイバーボードなど加熱、加圧などの高度加工をした梱包用木製材料。剥皮ベニヤ材芯、おがくず、木毛、かんなくずなど、および厚さ6mm以下の木製材料は除くとされています。

検疫消毒処理方法としては、熱処理(HT)基準(中心温度が56℃以上、30分間以上連続処理)などが定められています。

また、マーキング要求としては、次のように定められています。

マーキング要求

  • ※ IPPC:国際植物保護条約の英文略号
  • ※ XX:国際標準化組織(ISO)規定の母国を示す2文字記号
  • ※ 000:輸出国あるいは地域の公式植物検疫機関が認証した木材梱包材生産企業の番号
  • ※ YY:確認する検疫消毒処理方法、たとえばメチルブロマイドはMB、熱処理はHT

詳細については、以下をご参考にして下さい。

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

情報提供:一般法人 東京都中小企業診断士協会

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