ここが知りたいRoHS指令

ここが知りたいRoHS指令

電子・電気部品に関する欧州の環境規制(RoHS指令)について紹介

Q
EU2017年9月22日更新
Q.514 CEマークを貼付した電気電子機器(EEE)に、一般に販売されているヨーロッパ向けC型変換プラグを付属する場合、同プラグにもCEマーキングは必要でしょうか?

一般的な電気電子製品(EEE)のCEマーキング関連指令としてはEMC指令、LVD指令、RoHS(II)指令があります。C型変換プラグの例ですと、C型変換プラグは能動部品を含まないため、EMC指令には該当しません。また、LVD指令では、附属書IIにあるように適用外となっております。
 一方、RoHS(II)指令では、第2条4項の適用外製品を除き、第3条1項で「正しく動作するために電流または電磁場に依存する機器及びこれら電流と電磁場を発生、伝導、測定するための機器で、AC1,000V、DC1,500Vを超えない定格電圧を持つ全ての機器」で定義されたEEEが規制対象となります。また、RoHS(II)FAQ1)のQ7.1やQ7.2でEEEの定義について解説されています。
 ご質問のC型変換プラグは適用外製品に該当せず、電流を流す機能を持つため、RoHS(II)指令の規制対象であるEEEに該当するものと考えます。
 そのため、C型変換プラグ単体で販売される場合には、C型変換プラグ自体にCEマーキングが必要です。また、ご質問のように製品に一般に販売されているC型変換プラグを付属する場合であっても、C型変換プラグは製品のCEマーキングの対象範囲外であることが想定されるため、同様にC型変換プラグ自体にCEマーキングが必要であると考えます。

RoHS(II)指令の規制対象であるEEEは附属書Iに示された11の製品カテゴリーにいずれかに該当することになりますが、どのカテゴリーに該当するかについては、各企業(製造者または輸入者)が判断しなければなりません。現時点では、2019年7月23日から適用されるカテゴリー11(その他のEEE)のみが猶予されている状況ですので、明確にカテゴリー11に該当する場合を除き、含有制限やCEマーキング等のRoHS(II)指令を順守することが求められることになります。
 なお、RoHS(II)FAQでは、ケーブルのカテゴリー決定について、用途を考慮して決定することが示されており、HDMIケーブルやネットワークケーブルはカテゴリー3(情報・通信機器)またはカテゴリー4(消費者用機器)に該当し、ケーブルリールなどプラグのないケーブル類はカテゴリー11に該当するといった例が記載されています。

1)http://ec.europa.eu/environment/waste/rohs_eee/pdf/faq.pdf

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

情報提供:一般法人 東京都中小企業診断士協会

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