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ここが知りたいRoHS 指令

Q&A:EU

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Q.510
EU域内で販売され顧客が使用した製品を日本で修理し、再度顧客に納入する場合でも対象物質の非含有が求められるのでしょうか?

A.510

ご質問の対象製品がニューアプローチ指令に該当する場合、修理に関するガイドが、2016年7月26日に公表された「EU製品規則2016の実施に関するブルーガイド」1)の「2.1 製品適用範囲」に記載されています。
 「2.1 製品適用範囲」において、EU整合法令は次の状況で適用されます。

  • 製品の上市時、及び引続き最終利用者の利用可能な状態になる時適用。
  • カタログ販売や電子商取引によって提供される製品にも適用され、カタログ又はウエブサイトでの発注、出荷によりEU市場に提供を指示した時適用。
  • 新規製造製品に適用され、また第三国から輸入された使用済みの中古製品が最初にEU市場に入る時にも適用。
  • 最終製品に適用。
  • 元の性能、目的、型式を変えるための重要な改造や分解点検(オーバーホール)を実施した製品は、新製品と見做され、また、当該改造を実施した者は相応の義務を負った製造業者と見做されます。

更に、v項に対しては、次の様な説明がされています。

(1)元の性能、目的、型式を変えるための改造や変更された製品は、新しい製品と見做され、EU市場で入手可能時、またはサービス提供時に適合法律への遵法が求められます。すなわち、関係法律が定める適切な適合性評価を行うことによって確認されなければなりません。
 この場合、製品変更を実施した者は、元の製造業者と同じ要求を満たさなければなりません。すなわち、技術文書の準備、EU適合宣言書作成およびCEマークの貼付を行わねばなりません。

(2)元の性能、目的、型式を変えることなく修理され、または故障から守るために部品交換された製品は、EU整合法令によると新製品とは見做されません。このことは、製品が修理のために第三国に一時的に輸出される場合にも適用されます。このような修理は、不完全な若しくは疲労した部品を元の部品と同一か類似した予備の部品と交換することで行われます。また、部品交換と同様にカード、コンポーネント、サブアセンブリーや同一のユニットの交換でも修理されます。

(3)修理に使用される予備部品が技術進歩により性能が向上し、元の製品の性能が変わることがあります。この性能変更が、設計段階で想定した意図された使用や性能範囲内の保守であれば、この製品はEU整合法令では新しいとは見做されません。このように、保守作業は基本的にEU整合法令の範囲から除外されていています。

(4)ソフトウェアの最新化や修理は、影響を及ぼす法的要求に従ったやり方で既に上市されている製品を変更しないといった条件で保守行為として認められています。

以上より、EU域内で稼働していた製品を修理のため日本に引き取り、部品交換、ユニット交換等により機能回復、性能恢復を行い、元の製品に戻すような場合は、EU整合法令は適用されないことになります。

修理製品がニューアプローチ指令やその他の指令で規制されない一般消費者用の製品の場合は、一般製品安全指令(GPSD2))が適用されます。
 GPSDでは、生産者に対し、必須要求事項である「一般安全要求事項(General Safety Requirement)」を満たす安全な製品のみを流通させることを求めています。安全な製品とは、「通常の状態、あるいは合理的に予見できる状態で使用した場合、何もリスクがないか、リスクがあったとしても許容範囲にあるもの」と定義されています。

なお、本ケースのように修理のため一時的に製品を日本に輸出し修理完了後、再度輸入する場合には外国税関で免税扱いの一次輸入通関が手軽にできるATA条約に基づいた「ATAカネル3)」の使用が可能です。

1)http://ec.europa.eu/DocsRoom/documents/18027
2)http://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/HTML/?uri=CELEX:32001L0095&from=EN
3)https://jcaa.or.jp/carnet-j/1.html

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

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