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ここが知りたいRoHS 指令

Q&A:中国

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Q.472
中国ELVが2016年から始まると聞きましたが、どのような内容になるのでしょうか?

A.472

2015年6月1日に中国ELV(End-of Life Vehicles Directive)指令「車の有害物質やリサイクル可能な利用の管理要件(汽车有害物质和可回收利用率管理要求)」が公告されました1)
その中で自動車メーカーには、公害防止の責任として積極的に解体とリサイクルがしやすいエコデザインを行う必要があり、低毒性なエコ材料の利用、さらにはサプライヤーも含めたグリーンサプライチェーンを構築することとされています。

具体的には、2016年1月1日から乗用車で6つの有害物質の使用が禁止されます。国家標準GB / T 30512「車禁止物質の必要条件(汽车禁用物质要求)」(PDF)でまずは、9席よりも少ない乗用車(カテゴリーM1)で、新車の型式要求を行う中国および中国との合併企業に適用されます。

対象となる製品カテゴリーは徐々に拡大されていきます。2018年1月1日からは、すでに生産されている継続生産車でも有害物質の使用が制限されます。

自動車部品や材料のサプライヤーでは、有害物質やリサイクルの追跡を容易に行うために、精確な情報や製品に含まれる有害物質の情報を提供する必要があります。自動車メーカーは、新製品を登録する際にはサプライヤーから提出された情報も参考にして、「自動車有害物質情報表」を工業情報省(MIIT)に提出し承認されなければなりません。

使用が制限される有害物質は、中国RoHS規制でもすでに規制されている鉛、水銀、六価クロム、カドミウムPBB、PBDEの6物質で閾値も同等です。一方、EUのELV指令では鉛、水銀、6価クロム、カドミウムの4物質のみが規制されており、対象物質が異なっています。

自動車では、内装材、プラスチック部品などで臭素系難燃剤を利用されている場合があり、今回の中国ELV指令では難燃剤であるPBB、PBDEも対象となっているので注意が必要です。ただし、Deca-BDEについては適用除外となっています。

ちなみに、GADSL(Gloval Automotive Declarable Substance List)では、PBBはP(Prohibited:使用禁止)、PBDEはD/P(Declarable/ Prohibited: 基本的には使用禁止だが、使用している場合は申告すること)となっています。

【制限物質】
 EU ELV指令でも制限されている物質

鉛 0.1wt%(1,000ppm)
水銀 0.1wt%(1,000ppm)
六価クロム 0.1wt%(1,000ppm)
カドミウム 0.01wt%(100ppm)

中国ELV指令で制限されている臭素系難燃剤

PBB(ポリブロモビフェニル) 0.1wt%(1,000ppm)
PBDE(ポリブロモジフェニルエーテル)0.1wt%(1,000ppm)

【適用除外】附属書Aで以下の材料や部品が適用除外されています。

0.35wt%の鉛までを含む機械加工用のスチール亜鉛メッキ鋼部品
0.4wt%の鉛を含むアルミ
4wt%の鉛を含む銅合金
バッテリー
ショックアブソーバー
電子回路基板上のはんだ中の鉛と電気部品
ガラスまたはセラミックマトリックス化合物の中の鉛
ガラス中の鉛の使用がカバーされていない電球と点火プラグの釉薬
ヘッドランプ
インストルメントパネルのディスプレイに使用される蛍光管
電気自動車の車両用標準的電池のニッケルカドミウム電池
Deca-BDE

また、工業情報省が毎年、自動車産業グリーン開発年次報告書を発表して、自動車メーカー、グリーンサプライチェーンを評価、管理するために有害物質の使用やリサイクル車の利用に関する情報システムを構築する、としています。
 自動車を構成する部品の材料および含有化学物質情報をサプライチェーンを通じて収集するためのシステムとしては、すでにCAMDS(China Automotive Material Data System:中国自動車材料データベースシステム)が活用されています。

今回の「車の有害物質やリサイクル可能な利用の管理要件(汽车有害物质和可回收利用率管理要求)」を実施する背景として、《汽车有害物质和可回收利用率管理要求》解读材料で、以下のように説明されています。

中国での自動車保有台数は1億5400万台に達し、世界第2位であり、自動車産業は中国経済の重要産業になっています。一方、中国では、深刻な環境汚染、エネルギー不足、交通渋滞に直面しており、資源の利用効率向上、生態環境保護は中国自動車産業の持続的発展のための唯一の方法です。自動車産業の製造基準を強化して、資源・環境制約要求を解決します。自動車有害物質管理を強化し、コストを削減し、人間の健康への危険を減らして、自動車業界が直面している環境を緩和するために、リサイクル利用率を向上させます。さらに、このような取り組みを行うことで、国際競争力を強化させます。

自動車に関する有害物規制では、すでに2010年6月1日から「自動車塗装有害物質(汽車塗料中有害物質限量(GB24409-2009)」(PDF)が本格に実施されています。これは自動車塗料の有害物を規制する基準であり、特殊機能性塗料以外の各種の自動車塗料に適用されています。

1)
http://www.miit.gov.cn/n11293472/n11293832/n12845605/n13916898/16628604.html

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

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