ここが知りたいRoHS指令

ここが知りたいRoHS指令

電子・電気部品に関する欧州の環境規制(RoHS指令)について紹介

Q
その他2015年10月30日更新
Q.468 カナダに成形品を輸出していますが、カナダの成形品中の化学物質に関する規制を教えてください。

カナダでは、危険有害性製品法(HPA: Hazardous Products Act)および危険有害性製品規則(HPR: Hazardous Products Regulations)により、国内の製造・輸入者に対しSDSとラベル提供を義務付けています。これらの法律に基づいて、作業場危険有害性物質情報制度(WHMIS: Workplace Hazardous Materials Information System)が設けられています。

2015年2月にWHMISがGHSを組み込んで修正され、WHMIS2015として公布されています。しかし、SDS、ラベル提供の義務については、成形品は対象となりません。

成形品が関係する規制には2012年特定有害物質規制(Prohibition of Certain Toxic Substances Regulations, 2012)があります。対象物質を含有する製品に対して、カナダ国内での製造、使用、販売、提供、輸入等を禁止する規制です。
 2012年版の規則では、元々規制されていた18物質に加えて、新たにBNST等4物質が対象物質リストに追加され、2013年3月14日から施行されています。

対象物質リストには、ポリ塩化ナフタレン(PCN)、ポリ臭化ビフェニル(PBB)等の22物質がありますが、物質ごとに禁止事項や免除用件などが規定されています。

例えば、BNSTは潤滑油中の酸化防止剤として含有しているケースが多く、HDD(ハードディスクドライブ)などにも使用されていますが、潤滑油中の酸化防止剤用途として含まれるBNSTについては、施行日から2年間の適用が免除されており、2015年3月14日より含有禁止となります。

なお、禁止開始までに代替が間に合わない場合は、当局への事前申請により許可されることになっています。
 その他の対象物質や個別の対応方法などの詳細については、上記のカナダ環境省2012年特定有害物質規制情報サイトに明記されていますので、確認ください。

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

情報提供:一般法人 東京都中小企業診断士協会

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