ここが知りたいRoHS指令

ここが知りたいRoHS指令

電子・電気部品に関する欧州の環境規制(RoHS指令)について紹介

Q
EU2015年4月17日更新
Q.455 巻き取り式延長コードはRoHS指令の適用範囲外でしょうか?また、範囲外の場合でも川下企業への報告義務はあるのでしょうか?

RoHS2の第3条5項に示されているケーブルの定義によると「定格電圧250V以下のすべてのケーブルで、電気電子機器(EEE)をコンセントで接続する機能や延長機能、2つまたはそれ以上のEEEを相互に接続する機能を有しているもの」となっています。
 この定義から、ご質問の貴社の巻き取り式延長コードの定格電圧が250V以下であれば、RoHS2のケーブルの定義と一致することがわかります。

RoHS2対象となる巻き取り式延長コードのような外部ケーブルに関しては、RoHS2 FAQの「Q5.3 What are the requirements for external cables?」が参考になります。
 FAQ5.3には以下の記載があります。

  • (1)例えば電源コードのようなEEEの一部分を形成している外部ケーブルがEEEと一緒に使用されるように、EEEと一体で販売され、又は市場に出され船積みされるならば、RoHS2の物質制限に適合しなければなりません。この場合にはEEEが適合宣言をしており、CEマークを貼付していれば、外部ケーブルとしての適合宣言とCEマークの貼付は当該EEEのそれによりカバーされているので必要ありません。
    ただし、低電圧指令等その他の指令の適用を受ける場合に、単独での適合宣言とCEマーキングが要求される場合がありますのでご留意ください。
  • (2)EEEの一部としてではなく、巻き取り式延長コード単独で上市される場合は、RoHS2の物質制限に適合しなければなりません。その上、外部ケーブルとしての適合宣言とCEマークの貼付が必要となります。
    この場合のRoHS2への適用時期は、加盟各国の国内法が整備される日限の直後の2013年1月3日となっています。

ご質問の巻き取り式延長コードは、RoHS2の物質制限には適合しなければなりませんが、EEEと一体となった上市であるかか単独での上市であるかにより、第7条の製造者の義務が上述の(1)と(2)のように対応が分かれることになります。

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

情報提供:一般法人 東京都中小企業診断士協会

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