ここが知りたいRoHS指令

ここが知りたいRoHS指令

電子・電気部品に関する欧州の環境規制(RoHS指令)について紹介

Q
その他2015年3月13日更新
Q.452 トルコ版WEEE/RoHS規則で規定される、制限化学物質に対する適合表示などの対応については実際にどのように運用されているのでしょうか。

トルコ版WEEE&RoHS規則(官報28300号、以下、規則)は、2012年5月22日に公布、即日発効されました。ただし、27条a)項により、9条のf)、J)項は22条の各項の公開1年後に発効となります。2015年2月時点でこの規則の改定は行われていません。

本規則は、旧規則(官報26891号)を廃止するとしています。トルコ版WEEE&RoHS規則の義務についてはQ365Q451を参照ください。
 この規則は、EUのWEEE指令(2002/96/EC)とRoHS指令(2002/95/EC)の両方の規定を統合し、整合性を保つように構築されていますが、製造者の義務には異なる点があり、そこでは以下のように規定されています。

  • 技術基準適合証明情報、書類を上市後10年間保管する必要があります。
  • 規則9条c)項には“AEEE Yönetmeliğine Uygundur”(この製品はWEEE規則に適合)である旨を、開示する製品情報に明記する様、記載されています。英語での表示は不可とされ、トルコ語で表示することを求められていると思われます。
  • 規則9条d)項では同規則の附属書3の「適合宣言書」を毎年2月末までに提出することを規定しています。同宣言書は毎年更新し提出する必要があると思われます。

1996年にトルコとEUは工業製品および農産加工品を対象とした、関税同盟協定を締結しており、768/2008/EC、765/2008/EC、EU RoHS(II)指令、EMC指令等のEU整合法令が適用されます。
 関税同盟協定はトルコとEU加盟国の税関の基準を合わせ自由流通できるようにする仕組みです。
 従って、トルコWEEE&RoHS規則の対象製品はEU RoHS(II)指令に該当しますが、第8、第9および第11製品群は含まれておらず、整合がとれていません。

官報28300号のトルコWEEE&RoHS規則は、EU RoHS(II)指令との差異は認識しており1)、改定されると思われますが、現時点では情報入手できていません。

1)
http://www.ab.gov.tr/files/SEPB/cevrefaslidokumanlar/abcevremuktesebatinauyumcalismalari.pdf

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

情報提供:一般法人 東京都中小企業診断士協会

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