ここが知りたいRoHS指令

ここが知りたいRoHS指令

電子・電気部品に関する欧州の環境規制(RoHS指令)について紹介

Q
その他2015年3月6日更新
Q.451 トルコ版WEEE/RoHS規則は医療機器にも適用されるのでしょうか?

トルコ版WEEE&RoHS規則(官報28300号、以下、規則)は、2012年5月22日に公布、即日発効されました1)。これに伴い、2008年5月30日公布、2009年6月1日発効されたトルコ版RoHS規則(官報26891号)は廃止されました。本規則は、EUの旧WEEE指令(2002/96/EC)と旧RoHS指令(2002/95/EC)の両規定を統合し、整合性を保つような内容になっています。

規則の第5条(一般原則)a)項に適用範囲が明示されています。
「附属書1/Aに示されるカテゴリー1~7および10、並びに電球および家庭用照明器具に適用する。2009年5月30日以降に製造または輸入する電気電子製品には、規制物質のPb、Hg、Cd、Cr6+、PBB、PBDE(6物質)を、用途除外を除き附属書2に示す最大許容濃度以下に規制する」
 附属書1/A(カテゴリー)には、EUの旧WEEE指令の附属書IAと同様の10製品群(カテゴリー)が示されています。

  1. 大型家庭用電気製品
  2. 小型家庭用電気製品
  3. ITおよび遠隔通信機器
  4. 民生用機器
  5. 照明装置
  6. 電動工具
  7. 玩具、レジャーおよびスポーツ機器
  8. 医療機器
  9. 監視および制御機器
  10. 自動販売機類

以上の通り、附属書1/Aには10の製品群(カテゴリー)が表記されていますが、第5条(一般原則)によりカテゴリー8の医療機器は適用除外となっています。
 規則は2008年当時のRoHS指令に準拠しているので、改正RoHS指令(2011/65/EU)のオープンスコープであるすべての電子電気製品が対象ではありません。

トルコはEU加盟国ではありませんが、EU加盟の候補国ですので、EU基準との調和を図り、諸制度もEU基準に準拠するように進めています。
 今後EU加盟の交渉が進んでくると、規則も改定される可能性があります。EU改正RoHS指令と同様な規制になるのではないかと考えられます。

トルコ版WEEE&RoHS規則についてQ365を参照ください。

1)http://www.resmigazete.gov.tr/eskiler/2012/05/20120522-5.htm

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

情報提供:一般法人 東京都中小企業診断士協会

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