ここが知りたいRoHS指令

ここが知りたいRoHS指令

電子・電気部品に関する欧州の環境規制(RoHS指令)について紹介

Q
EU2014年2月28日更新
Q.416 消耗品もRoHS(II)が適用されるのでしょうか?

消耗品についてはRoHS指令では適用範囲外とされていました。しかしながら、RoHS(II)では一部適用範囲となります。
 消耗品の扱いについては、2012年12月に公表されたRoHS(II)のFAQ文書Q7.4で以下のように説明されています。

Q7.4 消耗品は適用範囲か?
 プリンターカートリッジのような第3条(1)及び(2)の電気電子製品(以下、EEE)の定義に合致する機器構成品である消耗品のみがRoHS2の適用対象となるEEEとなる。粉末洗剤や掃除機バックなどEEEの定義に合致しない消耗品はRoHS2の適用範囲ではない。(回答者仮訳)

このように消耗品は、基本的にはRoHS(II)の適用範囲外ですが、EEEの定義に合致する場合には適用範囲となります。

EEEの定義は、「一般的なEEE」の定義〔第3条(1)〕とEEEの定義中で記載されている「依存」の定義〔第3条(2)〕から判断することになります。EEEに該当するか否かについてもFAQ文書Q7.1で次のようにまとめられています。

Q7.1 自社製品は第3条(1)及び(2)で定義されるEEEに該当するか?
 RoHS2のEEEの意味を明確にするのは次の2つの要素である。
 ・第3条(1)で定めるEEEの一般的定義
 ・第3条(2)で定める依存の定義
 電流または電磁場に依存する、または電流及び電磁波を発生、伝送、測定することを目的とする機能を1つ以上持つすべての機器はEEEである。たとえ電気機能が機器機能の2次的要素であっても、この定義は適用される(以下、略)。(回答者仮訳)

このため、ご質問の消耗品が、RoHS(II)が定めるEEEに該当するか否かを確認することが必要となり、消耗品によっては、EEEとして対応が必要となる場合がある点に注意する必要があります。
 なお、FAQ文書Q7.4で明記されているプリンタ―カートリッジなど、RoHS(II)で新たに適用対象となる消耗品については、第2条2項が適用され、医療機器や監視及び制御機器など固有の適用開始時期が明示されていない場合には、2019年7月22日までRoHS(II)への対応が猶予されます。

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

情報提供:一般法人 東京都中小企業診断士協会

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