ここが知りたいRoHS指令

ここが知りたいRoHS指令

電子・電気部品に関する欧州の環境規制(RoHS指令)について紹介

Q
EU2014年2月21日更新
Q.414 RoHS指令が適用されているEEEを輸出しています。この製品のスペアパーツも輸出する計画です。その中でEEEに該当しない場合、RoHS指令への対応はどのようにすればよいでしょうか?

改正RoHS指令第4条では製品だけでなくスペアパーツに関しても、物質制限を順守することを規定しています。この規定はEEEに該当しないスペアパーツを単独で輸出する場合においても適用されます。ただし、当該スペアパーツを附属書Ⅲに収載されている条件で使用する場合には適用除外要件に該当し、物質含有規制義務は免除されます。

この他、改正RoHS指令では、第7条で製造者に対しEEEの規格への適合性を評価しEU適合宣言書を作成し、上市前にCEマークの貼付を義務付けています。
 第15条によればCEマークの貼付要求は、電気電子機器の完成品に限って適用されます。その為、EEEに該当しないスペアパーツが完成品本体の付属品として本体と同梱で輸出される場合には、スペアパーツに対してはCEマークの貼付および適合宣言書の作成が不要です。

一方、ご質問にありますEEEに該当しないスペアパーツが単独でEU域内に輸出される場合は物質含有規制が適用されますが、適合宣言書の作成、CEマーキング貼付の必要はありません。

これに関連し、2012年12月に発行された改正RoHSのFAQ7.3および8.5に参考となる記載がありますので、以下に紹介します。

Q7.3 構成部品はRoHS2に適合しなければならないか?

回答:RoHS2 ではEEEは指令の要求事項を満たさなければならないと規定している。機器は各種の構成部品で構成されており、非電子もしくは非電気の構成部品も含めて全てがRoHS2の物質の使用制限事項を満たす場合にのみ、EEE自体が物質要求事項を満たすことになる。

Q8.5 スペアパーツと組立部品はCEマーク貼付と適用宣言書作成の必要はあるか?

回答:第3条の定義では、EEEとスペアパーツをそれぞれを区別して定義している。第4条ではEEEとスペアパーツに対して共に物質規制に適合する必要があるが、第15条で要求しているCEマークの貼付は電気電子機器の完成品(finished EEE)に限って適用されます。それゆえ、完成品でないスペアパーツにはCEマーク貼付も適用宣言書作成も必要ない。特定のEEEの修理、再使用、更新、アップグレードのために市販するスペアパーツは、完成EEEではない。

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

情報提供:一般法人 東京都中小企業診断士協会

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