ここが知りたいRoHS指令

ここが知りたいRoHS指令

電子・電気部品に関する欧州の環境規制(RoHS指令)について紹介

Q
EU2014年1月31日更新
Q.411 半導体の評価・試験用の小型基板や付属品は、RoHS指令のどのカテゴリーに該当するのでしょうか?

改正RoHS指令(以下、RoHSII)おいてはEEEを以下のように定義しています。

  • (1)適正に作動するために電流又は電磁界に依存し、そのような電流、電磁界の生成、移動および測定用であり定格電圧が交流1000V、直流1500V以下で使用するよう設計されている装置である。
  • (2)前節の目的のため、「依存する」とはEEEに関して少なくとも1つの意図された機能を果たすため電流又は電磁界を必要とする。
  • (3)第2条4項に記載される除外品でない場合。

上記に適合するEEEは、RoHSIIの附属書Iで以下の11のカテゴリーに分類されています。

  • (1)大型家庭用電気製品
  • (2)小型家庭用電気製品
  • (3)情報および通信装置
  • (4)消費者用装置
  • (5)照明装置
  • (6)電気電子工具
  • (7)玩具、レジャーおよびスポーツ装置
  • (8)医療機器
  • (9)監視および制御機器 (産業用の監視および制御機器を含む)
  • (10)自動販売機
  • (11)上記範疇に含まれないその他のEEE

半導体の評価・試験用の小型基板や付属品のような部品・サブ組立品は、それらが組み込まれる製品のカテゴリーに従うこととなります。
 半導体試験・評価装置がRoHSIIのどのカテゴリーに該当するかは、半導体試験・評価装置の製造者の責任においてカテゴリーを自己判断することにより決定します。この場合、製造者は自社製品のカテゴリーを決定した根拠を明らかにしておくことが必要です。
 ご質問の貴社製品のカテゴリーは、組込まれる半導体試験・評価装置のカテゴリーに従うことになります。

RoHSII第2条4項では「大型固定据付装置」は適用が除外されます。大型固定据付装置とは「幾つかの型の装置の組合せおよび適用できる場合は、その他の装置で事前に決められた専用の位置に専門家によって組立、設置され、撤去される装置」(第3条4項)と定義されるものです。従いまして、組み込み対象の半導体試験・評価装置が大型固定据付装置に該当し、かつ貴社製品が当該装置向けの専用品である場合は、適用対象外となります。

なお、2006年7月1日以前に上市されていたEEE向けの修理、再使用、機能向上または能力更新のためのスペアパーツとして供給される場合は適用対象外となります。(第4条4項)

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

情報提供:一般法人 東京都中小企業診断士協会

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