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ここが知りたいRoHS 指令

Q&A:EU

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Q.409
RoHS(II)のFAQガイダンスには「大規模」の説明として輸送される設備の合計寸法が記されていますが、これは設備部品と設備完成品のどちらが対象なのでしょうか?

A.409

RoHS2 FAQ guidance document のQ3.1に以下の記述(要点のみ)があります。

「適用除外を受ける『大規模据付式生産機械』および『大規模固定式設備』は、特定の場所で恒久的に使用され、専門家によって設置と撤去が行われる、機械や部品等の各種アイテムの組み合わせである。『大規模』とは主として寸法基準を指すが、RoHS指令ではこの基準の定義はされていない。『大規模』は、生産機械のサイズ、重量、処理量もしくはその他の性能基準に基づいて生産機械を特定し、区別することができる。また、生産機械や設備の複雑さ、そして生産機械や設備の設置、操作、維持、撤去時の労力も関係する」

以上の通り、大規模については明確な定義はなく、生産機械と設備では相当の違いがあるようです。

「設備に関しての『大規模』の1つの基準としては、直接サイズの基準を導入する方法の一つに、輸送関連のものがある。以下の基準の1つについて、設備が最低要件を超える場合は、大規模とみなすことができる。

―設備の設置もしくは撤去の際に、予想される設備部品の総合計が、5.71m×2.35m×2.39mを超える、つまりISO規格の20フィートコンテナでの輸送には大きすぎる場合は、大規模とみなすことができる。
―輸送トラックの多くは最大総重量が44tである。設備の設置もしくは撤去の際に、輸送される設備部品の総合計がトラックの積載量を超える、つまり44t輸送トラックでの輸送には重すぎる場合は、大規模とみなすことができる。
―設備の設置や撤去の際には、大型クレーンを要する場合は、大規模とみなすことができる。
―設置の際に、通常の産業用環境に適応不可でる、つまりその構造的な改変を要する場合は、大規模とみなすことができる。改変の事例として、設置のためのアクセス領域の改変、基礎強化工事等である。
―定格出力が375KWを超える設備は、大規模とみなすことができる」

上述の基準(例示)は、設備の「大規模」を輸送関連の観点から評価するものです。寸法、重量とも、予想される設備部品の総合計で考えることになりますので、設備部品ではなく設備完成品になります。
 実際は、設備完成品が分割されて、設備部分組立品の状態で輸送されますが、設備が特定の場所で、恒久的に使用される状態でのサイズで考えることになります。しかし、上述のリストはあくまでも例示に過ぎないないので、目安を示すものと考えられます。
 しかし、以下の大規模固定式設備の例示のようなものは、完成された状態では輸送不可能と思われます。

「ロボットと工具を含む、製造ラインと加工ライン(工業、食品、印刷媒体等)、エレベーター、ベルトコンベア、自動倉庫、発電機等の電気供給システム、鉄道信号インフラ」

また、例示の外形寸法はISO規格の20フィートコンテナの内形寸法によるものですから、どれかの寸法がオーバーすればコンテナに収まらないことになります。

FAQ Q3.1では、「工具や装置がいずれかの適用除外の恩恵を受けられるかどうかと考えたときに、それを評価するのは、製造業者、組立業者、その他なの経済事業者の責任です。機器、コンポーネント、サブアセンブリーの組み合わせが、まとめられるか結合されて、1つの機器として上市される場合には、電磁適合性(EMC)指令、低電圧指令、機械指令などの他の指令の適用を検討することができるかもしれません」とされています。

例えば、EMC指令が適用されればRoHS指令も適用になります。
 基本は、製造者が決定することで、その決定は第三者に理解できるように明確に記録しておくことが必要です。
 記録は設計検証記録の一部でもよいのですが、適用外であるという場合も記録することが肝要です。

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

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