ここが知りたいRoHS指令

ここが知りたいRoHS指令

電子・電気部品に関する欧州の環境規制(RoHS指令)について紹介

Q
EU2013年11月22日更新
Q.401 RoHS指令やREACH規則は罰則が各加盟国によって異なりますが、もし輸入国で違反が発覚した場合、輸出国と輸入国のどちらの罰則が適応されるのでしょうか?

EUのRoHS規制は第23条に罰則規定があり、「加盟国は、本指令に従って採択される国内規定への違反に対し適用されるべき罰則を定める」とされています。
 従いまして、違反に対する罰則規定は加盟国が各国内法で整備するため、上市の対象となる輸入国の国内法で対応することになります。

REACH規則につきましては、EU条約の第251条に基づく規則であり、EU加盟28カ国に対して強制力をもって適用されます。 この点は、加盟国が個別に法令を定める必要がある「指令」とは異なりますが、REACH規則の第126条「不遵守に対する罰則」には、「加盟国は、本規則の違反に適用する罰則に関する規定を策定し、それを執行することを確実にするために必要なあらゆる措置を講じなければならない。規定される罰則は、有効的で、つりあいのとれた、かつ制止的なものでなければならない(環境省訳)」とされています。

従いまして、REACH規則の不遵守に対する罰則規定につきましても、加盟国ごとに制定さられ、RoHS指令同様、輸入国の罰則が適用されます。現実的には、通関の際に、問題が発覚した場合は、通関手続きが完了せずに、輸入国の内国貨物にならない(輸入されない)ということになったり、あるいは市場流通後の抜き打ち調査など輸入国で摘発された場合に、罰則が適用される流れになります。

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

情報提供:一般法人 東京都中小企業診断士協会

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