ここが知りたいRoHS指令

ここが知りたいRoHS指令

電子・電気部品に関する欧州の環境規制(RoHS指令)について紹介

Q
中国2013年11月8日更新
Q.399 2010年、中国包装回収マークにおける梱包箱の表示が新マークに変更されましたが、その要点について教えてください。

梱包材の表示マークについては、GB/T18455-2001(包装材回収表示)が適用されていましたが、2011年1月1日からGB/T18455-2010が適用されています。
 主な改正点は以下になります。

(1)標準の種別が強制標準(GB)から推奨標準(GB/T)に変更されています
 ただし、この点に関しては注意が必要です。2012年6月4日付け中国RoHS管理規則のパブリックコメント版の第12条(包装物に使用される材料)において、電子電気製品の生産者、輸入者は、包装物を作成・使用する際、関連する国家基準・業界基準に違反してはならないとあります。
 すなわち、包装材への記載様式と方法に関してはSJ/T11364-2006[電子情報製品汚染防止標識要求]への適合が求められていますので、実質は強制標準となります。
したがって、SJ/T11364-2006に組み込まれているGB/18455-2001を代替して公示されたGB/T18455-2010は推奨標準ですが、強制化されているといえます。

(2)いくつかの定義が追加されています

  • 包装成分:手あるいは簡単な物理的方法で分離できる包装の組成成分
  • サプライヤー:市場に投入する製品およびその包装に責任を持つ経営者・従来あった「再利用可能」、「リサイクル可能/再生可能」、「再生材料含有」、「グリーンポイント」が削除され、材料別に分かれた「常用包装材料の回収マーク」のみになりました。
    マークの対象材料は、従来例示されていたプラスチックに加え、「紙」「アルミ」「鉄」が追加され、それぞれ所定のマークが定められています。

図1 常用包装材料の回収マール

(3)複合包装材料の包装回収マークについては図1 に示されている包装回収マークに従って主要材料を表示します。主要材料とは、エネルギー回収中の有効熱量値が一番高い材料を指します

(4)表示材料の略語が一部変更されています。HDPEをPE-HDに替え、LDPEをPE-LDに替えています。他は変更ありません

(5)要求事項の追加
 サプライヤーは、GB/T16716.1とGB/T16716.2およびその引用標準に照らして、包装容器あるいは包装成分の回収利用が可能と判断した場合、包装回収マークを標示することになりました。包装が多種の包装成分で構成されている場合は、回収利用可能な包装成分ごとにマークを表示します。

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

情報提供:一般法人 東京都中小企業診断士協会

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