ここが知りたいRoHS指令

ここが知りたいRoHS指令

電子・電気部品に関する欧州の環境規制(RoHS指令)について紹介

Q
EU2013年7月12日更新
Q.382 EUに電気電子機器本体(接続コード含む)を輸出し、接続コード単体を輸出する場合がありますが、改正RoHS指令では接続コードにもCEマーク対応が必要でしょうか?

RoHS〔II(指令2011/65/EU)〕の第3条(定義)5項にケーブルの定義が記載されています。この定義では、ケーブルとは「250V未満の電源を電気電子機器(EEE)に外部から供給するもの、もしくは複数台の電気電子機器(EEE)を接続するもの」とあります。貴社が販売さる接続コードもこの範疇となります。
 ケーブルに関しては「RoHS 2 FAQ」にその解説が出ています。ご質問にある接続ケーブルはEEEに付帯して外部的にEEEに接続する「外部」配線ケーブル(以下、外部ケーブル)に相当すると考えられます。RoHS 2 FAQでは外部ケーブルについて以下の説明があります。

(1)特殊ケーブル
 音声やデータ、映像などを伝えるSCARTケーブル、HDMIケーブル、ファイバー・ケーブル、ネットワークケーブルなどの特殊なケーブルは、すでにRoHS指令に引き続きRoHS(II)の規制対象です。これらはカテゴリー3またはカテゴリー4となります。

(2)EEEと同梱で上市される外部ケーブル
 接続されるEEEと同じカテゴリーとなり、そのEEEと同じ要件が適用され、RoHS(II)を順守することが求められます。EEE本体にCEマーキングは必要ですが、外部ケーブル単体でのCEマーキングは求められていません。

(3)外部ケーブル単独で上市する場合
 外部ケーブルを単独、または単体のEEEとして上市する場合は、その製品分野のカテゴリーが適用されます。CEマーキングの対象である場合は単独でのCEマーキングが求められます。

(4)アップグレード用等の特定機器に接続するケーブルの場合
 修理用、再使用用、アップデートやアップグレード用の特殊機器は最終製品のEEEとは見なされないため、CEマーキングは求められていません。そういった特殊機器に接続されるケーブルも同じ扱いとなります。

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

情報提供:一般法人 東京都中小企業診断士協会

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