ここが知りたいRoHS指令

ここが知りたいRoHS指令

電子・電気部品に関する欧州の環境規制(RoHS指令)について紹介

Q
EU2013年3月8日更新
Q.363 これまで、CEマークが貼付されていない部品をメーカーから購入してEUに輸出していましたが、今後はこの部品をEUに輸出できなくなるのでしょうか?

まず、貴社購入の電気電子機器用の「部品」がCEマーキングの対象かどうかを確認する必要があります。

CEマーキングは基本的にEEE(電気電子機器の完成品)への貼付けが義務付けられています。2012年12月に公表されたFAQでは、「EEEへの組立、或いはスペアパーツとしての使用のみを意図されたサブアッセンブリーはCEマーキングおよび技術文書は不要である(Q8.5)」と説明されています。この説明から電気電子機器に組み込まれる部品などについては、CEマークの貼付は必要がないことになります。
 他方、同FAQでは「グラフィックカード等、完成品とみなされるサブアッセンブリーはCEマーキングの対象であり適合証明書が必要」と記載されています。2013年1月3日からのRoHS(II)施行に伴い、RoHS対象のEEEは原則CEマーキングの貼付けがなければEU域内での上市が認められません。これらに類する部品である場合はCEマーキング対象かどうかを慎重に判断します。

もし、CEマーキングの対象外であっても、貴社が部品をEU域内のメーカー等に販売される場合には、RoHS適合品であることの確認をされると考えます。その点では、RoHS適合品であることを示す技術資料・非含有証明書等を購入メーカーから入手することをお勧めます。

一方、貴社で購入されている部品がCEマーキングの対象であれば、EUへ輸出する前に、CEマーキングを貼り付ける必要があります。CEマーキングの手続きや対応の仕組みづくりについては2012年08月17日付けコラムおよび2013年01月11日付けコラムをご参照ください。

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

情報提供:一般法人 東京都中小企業診断士協会

関連リンク