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ここが知りたいRoHS 指令

Q&A:EU

RoHS検索

Q.351
弊社は、RoHS指令対象のEEE製品を国内の装置メーカーに販売し、それを顧客が大型装置に組み込みます。大型装置の詳細情報は顧客から得られないのですが、顧客が大型装置の製造者としてCEマークを貼付しているので、弊社もEEE製品にRoHS適合のCEマークを貼付する必要はありますか?

A.351

貴社が製造されていますEEE製品はRoHS指令対象とのことですから、貴社がEUに上市する場合、RoHS(II)指令では、技術文書を作成し、適合性評価を行い、EU適合宣言書の作成と上市前の製品へのCEマーキングが必要となります。

ご質問にありますように貴社製品を顧客が大型装置に組込んでEUに上市する場合は、CEマーキングは顧客の責務となります。顧客の製品はRoHS(II)指令だけでなく、EMC指令や低電圧指令などへの適合も要求されると思われます。

RoHS(II)指令は、Q&A325を見てもEMC指令と調和がとられています。RoHS(II)指令の解釈ではEMC指令の解釈が参考となります。例えば、貴社の装置は該当しないと思いますが、固定設備への組込み規定があります。

EMC指令第13条1項(要旨)

上市され固定設備の中に組み込まれる可能性のある装置は、本指令に定める「装置」に関するすべての規定の対象となります。しかしながら、装置が特定の固定装置の中に組み込まれることだけを意図しており、それ以外には市販されない場合はCEマーキング等は強制されていません。
  このような場合は、装置に付随する文書のなかに、組込み先の固定設備及び電磁両立性特性を特定し、また、組込み先の固定設備の適合を危うくしないために、当該装置の固定設備への組込みに際して取るべき注意や装置のタイプ、製造番号や製造者の名称、所在地等の情報提供を含めることが規定されています。

第13条1項による組込装置として適用除外をした場合は、その装置にはEMC指令への適合を証明するCEマーキングを貼付することはできません。ただ、この場合であっても、他の指令への適合を証明するためのCEマーキングが要求される場合があります。 EMC指令の要求は、個々の設備がEMC指令に適合していても、組み込んだ場合は相互干渉などで、不適合になる可能性からの要求です。
  一方、RoHS(II)指令の場合は、個々の設備がRoHS(II)指令に適合していれば、組込設備も適合となりますので、若干状況が変わります。

EMC指令のガイド 3.4.1.1 システムのCEマーキング(要旨)

複数のユニット(製品)が組み合わされて上市される場合について、EMC指令のガイド(Guide for the EMC Directive 2004/108/EC 8th February 2010)の3.4.1.1項に解釈があります。
  全体としてのみ上市されるシステムにはCEマーキングは1つだけ必要です。そのCEマーキングはシステムを構成するどの構成ユニットに貼付しても構いません。しかしながら、製造者が希望する場合には、システムの他の構成ユニットに追加のCEマーキングを貼付することができます。
  例えば、システムの使用者が容易にシステムの構成ユニットを取り外して単独に使用できる場合には、システムのその構成ユニットに追加のCEマーキングを貼付します。 追加のCEマーキングを貼付した場合でも、その構成ユニットの個別の適合評価や追加の適合宣言書は不要です。
  システムとしてEMC指令に適合していれば、構成ユニットを単独で使用してもEMC指令に適合しているとするものです。
  システムとしてRoHS(II)指令の適合確認は、構成ユニットが適合していることを確認することになります。構成ユニットが適合していることの確認のためには、構成部品が適合していなくはなりません。RoHS(II)指令は積み上げ方式で適合確認することが必要であり、顧客から適合確認情報の提供要請がくると思います。
  RoHS(II)指令によるサプライヤー管理(顧客から見た貴社の立場)は、整合規格となるEN50581により評価され対応も変わります。
  整合規格 (EN50581)とは、電気電子機器の特定有害物質の非含有を保証するための技術文書作成に関するガイドラインです。整合規格に適合することで各指令の必須要求事項に適合したものみなされます。
  整合規格はEU官報〔European Commission、“List of References of Harmonized Standards(New Approach directives providing for CE Marking)”〕で公表されます。

貴社製品が単独上市あるいは交換部品等である場合の扱い

貴社の製品が単独でEUに上市、あるいは顧客の大型装置の交換部品としてEUへ上市される可能性があれば、CEマーキングの貼付が要求されます。この対応は顧客の責務ですが、技術文書作成、適合性評価およびEU適合宣言書の作成が必須となります。

結び
  貴社の製品にCEマーキングを貼付すべきであるかどうかの決定は、上記を踏まえて顧客と相談することが肝要です。
  同時に、貴社は今後に製品を単独でEUに上市する可能性を検討し、自社でCEマーキングの宣言をするかの経営的意思決定をすることも必要になります。

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

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