ここが知りたいRoHS指令

ここが知りたいRoHS指令

電子・電気部品に関する欧州の環境規制(RoHS指令)について紹介

Q
EU2012年4月13日更新
Q.316 RoHS指令の整合規格は、適合性宣言書内に低電圧指令、EMC指令などと併記しておけばよいのでしょうか。また、RoHSの整合規格はいつごろ公表されるのでしょうか。

改正RoHS指令第7条では、適用要件の順守が確認された電気電子機器について、製造者の義務として適合性宣言書を作成し、CEマークを完成品に貼付する、とされており、CEマーキングが新たに義務化されました。

整合規格(Harmonized Standards)は、各指令では明記されていない技術基準を具体的に定めた規格です。製品が規格に適合していれば各指令の法律要求事項に適合していると見なされます。

改正RoHS指令 第16条2項に「EU官報にて通達された整合規格に則り、第4条規定の順守を確認するための試験もしくは対応がされた、もしくは評価がされた原料、構成部品および電気電子機器(EEE)については、本指令に適合しているものとみなすこととする」(回答者抄訳)と記述されています。

適合宣言書(Declaration of Conformity:DoC)は、その機器が指令の要求に適合する旨を宣言する文書です。整合規格を満たす場合には、指令名を併記するだけでなく、規格の年およびAmendmentを含めて記載します。適合宣言書の書式は規定されていませんが、適合宣言書のサンプルはJETROの資料が参考になると思います。

CEマーキングは、Decision No 768/2008/ECのModule Aが適用されます。Module A(内部生産管理)の第2項で技術文書の作成が義務化されており、CEマークを貼付するには適合性宣言書を作成するだけではなく、その根拠となる技術文書を作成することが求められています。

技術文書には、適用した規格リスト、指令の必須要求事項、およびそれらの整合規格への適合の証拠(試験報告書)等を記載することが必要です。なお、技術文書に記載すべき内容の詳細については、2012年3月30日付けコラムをご参照ください。

RoHS指令の整合規格は官報(Official Journal of the European Union)で告示されますが、現時点(2012年4月10日現在)ではまだ告示されていません。

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

情報提供:一般法人 東京都中小企業診断士協会

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