ここが知りたいRoHS指令

ここが知りたいRoHS指令

電子・電気部品に関する欧州の環境規制(RoHS指令)について紹介

Q
中国2012年1月6日更新
Q.301 中国RoHSで包装回収標識が強制標準から奨励標準になりましたが、新しい表示へ対応するまでの猶予期間はあるのでしょうか?

中国RoHS「電子情報製品汚染抑制管理規則」の第14条では包装材に関する順守要求項目を定め、包装材への記載様式と方法に関しては電子情報製品汚染抑制表示に関する業界推奨標準[SJ/T11364-2006]への合致を要求しています。また、この標準の中で包装回収標識に関する国家標準「GB18455-2001」を引用し、電子情報製品の梱包材に「包装回収標識マーク」と「梱包材料コード」を表示することを定めています。
 この包装回収標識の国家標準「GB18455-2001」を代替して、「GB/T18455-2010」が2010年8月に公示され、2011年1月より運用されています。
 SJ/T11364-2006「電子情報製品汚染防止標識要求」は推奨業界標準で、強制標準ではありませんが、中国RoHSは第14条「梱包材に関する順守要求」のなかで、SJ/T11364-2006への適合を要求していますので、実質は強制標準となります。
 従い、今回の「SJ/T11364-2006「電子情報製品汚染防止標識要求」に組み込まれているGB18455-2001を代替して公示されたGB/T18455-2010は、推奨標準ですが、強制化されていることになります。
 猶予期間は、公示されました2010年8月9日から、運用開始の2011年1月1日までということになります。すでに運用が開始されていますのでGB/T18455-2010への対応が必要です。

なお、GB/T18455-2010では電子情報製品の包装材に表示する「回収表示マーク」と「包装材料コード」が変わりました。回収表示マークについては「再利用可能」[再生材料含有]「グリーンポイント」の3つが削除され、「リサイクル可能」マークひとつになるとともに、表示対象材料がプラスチックに加えてアルミ、紙、鉄の3つが追加になりました。また、包装材料コードについてはプラスチック材の略号が一部変更になりました。高密度ポリエチレンの略号をHDPEからPE-Hへ、低密度ポリエチレンの略号をLDPEからLE-DPへ変更しました。回収可能な包装材を使用する場合は、表示が強制になります。

【参考】

中国版RoHS
2011年8月12日付けコラム
Q&A260

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

情報提供:一般法人 東京都中小企業診断士協会

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