ここが知りたいRoHS指令

ここが知りたいRoHS指令

電子・電気部品に関する欧州の環境規制(RoHS指令)について紹介

Q
EU2011年10月28日更新
Q.291 改正RoHS指令が発行されましたが、産業用ライン製造装置を構成する電気・電子制御装置は適用除外と考えていいのでしょうか?

産業用ライン製造装置と一体になっている電気・電子制御装置の例から説明します。産業用ライン製造装置は改正RoHS指令の第2条で適用除外項目となっている「大型据付産業用工具」または「大型固定装置」に該当するものと考えられます。これらの装置に関する解説は過去に掲載された2011年4月15日付けコラムQ273を参照ください。
 これらの装置の一部である電気・電子制御装置もまた適用除外と判断できます。

次に電気・電子制御装置単体の例について説明します。貴社の電気・電子制御装置が産業用ライン製造装置のスペアパーツとしてのみの用途で、他の用途に用いられることがないのであれば、この場合も上述と同じく適用除外となります。

もしも、貴社の電気・電子制御装置が単品で上市される商品の場合は今後、改正RoHS指令が適用される可能性があります。改正RoHS指令の第2条(適用範囲)のカテゴリー9に「監視および制御機器(産業用の監視および制御機器を含む)」が入りました。適用時期は、産業用途以外の監視制御装置の場合は第4条2項(a)より、2014年7月22日以降の上市分から適用されるとあります。産業用監視制御装置の場合は第4条2項(c)より2017年7月22日以降の上市分から適用されると記載されています。これらの日付より前に上市していれば、本体も予備パーツ類も適用除外となります。貴社の電気・電子制御装置の使用用途を良く見極めた上で、改正RoHS指令に対処されることをお勧めします。

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

情報提供:一般法人 東京都中小企業診断士協会

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