ここが知りたいRoHS指令

ここが知りたいRoHS指令

電子・電気部品に関する欧州の環境規制(RoHS指令)について紹介

Q
EU2011年2月4日更新
Q.257 2010年9月24日のRoHS指令の除外項目の見直しで適用除外された「13(a)光学用途の白色ガラス中の鉛」の白色ガラスは、どのように定義されているのでしょうか?

2010年9月24日の委員会決定(2010/571/EU)でRoHS指令付属書の適用除外項目が改正され、除外No.13「光学ガラス及びフィルタガラス中に含まれる鉛及びカドミウム」は、2分されて定義されました。
 今回のご質問の「13(a)光学用途の白色ガラス中の鉛」と「13(b)フィルタガラス及び反射率標準ガラスに含まれるカドミウム及び鉛」です。

ご質問の「白色ガラス」についてですが、13(a)は、原文では"Lead in white glasses used for optical applications."となっています。whiteという単語には、「透明の」という意味があり、13(a)は「光学用途の透明なガラス中の鉛」と訳すことができます。
 EU委員会からコンサルテーションを委託されているOko-Institut e.V.の報告書(2009年2月)の中で、鉛に替わる有効な代替手段がない「光学用途の透明なガラス」の製品として以下が例示されています。

【鉛を含む光学用途の透明なガラスの例】

  1. プロジェクターで利用されている光学用ガラス
  2. 専門家仕様の測量設備で利用されている特殊レンズ
  3. カメラレンズ
  4. 屈折率分布型レンズ(例:Selfoc)
  5. マイクロリソグラフィー装置
  6. 高品質プリンタ
  7. 医療機器のデバイス(内視鏡など)
  8. モニターと制御器具

なお、「光学用途の透明のガラス」は鉛に替わる有効な代替手段がないということで適用除外とされていますが、RoHS指令では既存の除外項目の見直しと新規の除外項目の検討は継続されて行われていきますので、今後の動向にはご注意ください。

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

情報提供:一般法人 東京都中小企業診断士協会

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