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ここが知りたいRoHS 指令

Q&A:EU

RoHS検索

Q.235
弊社は電気・電子機器の組立メーカーです。納品された部品について、取引業者ごとに不使用証明書を得ています。さらに、自社で均質材料の部品だけ蛍光X線分析装置で検査しています。複合材料の部品は時間を要するため検査をしていませんが、それで問題はないでしょうか?

A.235

貴社がEUに輸出している製品がRoHS指令対象の電気・電子機器であれば、規制対象の特定有害物質について最大許容値(閾値)を超えていないことを確実にする必要があります。輸入業者が、当局の要求に応じて技術文書や情報による十分な証拠を提示して適合を証明しなければなりません。セットメーカーである貴社は輸入業者の要求に応えられるように準備しておく必要があります。

そのための基本はサプライヤー提供の非含有証明書です。貴社は部品材料のサプライヤーおよび外注先に対して納品時に非含有の証明書の添付を義務付け、入手したら保管・管理しておく必要があります。英国のRoHS Regulations Government Guidance Notes 35項(Material Declaration)では保管期間が4年間と決められています。

また、前述のGuidance NotesのANNEX D(遵守プロセス例)37項では分析証明書の偽造の例もあるとして、自己宣言や分析証明書は正確性のため検証されなければならないとしています。つぎの場合、製品に使用している部品・材料自体による、または第三者への委託による分析が望ましいとしています。

  • (1)英国が遵守体制の基礎としている「自己宣言」の検証のため
  • (2)「自己宣言」の信頼性に疑問がある場合
  • (3)「自己宣言」が利用できない場合における制限物質の有無の確認のため

さらに、6制限物質の最大許容値の遵守についてそれらの証明をより確実にするために、Guidance Notes 37-38項では部品・材料自体、または第三者への委託による部品・材料の分析が望ましいとし、適切な分析技術の採用を勧めるとともに、ANNEX Dで分析の基準を示しています。

また、適切な分析法を採用することを示し、分析基準は上市する製品の量や供給者との関係、禁止物質の存在、リスク含有する危険性の程度、含有する物質の環境への影響の大きさに依存するとし、使用する分析方法の限界について理解を確実にし、考慮しなければならないとしています。

貴社では、既に不使用証明書を入手していますので、加えて部品・材料のサプライヤーより非含有証明書(含有数値一覧表を含む)が必要です。後追いでも入手をお勧めします。

また、受入検査については均質材料の部品について蛍光X線分析装置で実施されているとのことですが、前述のGuidance Notesの考えに沿うものであり、非破壊で短時間に測定できるので有効だと思います。ただし、複合材の部品については時間を要するため検査されていないとのことですが、Guidance Notes ANNEX Dの基準も参考にされ、できればこれについても方法を工夫して検査されることをお勧めします。

複合材についても、機械的処理で均質材に分解すれば蛍光X線分析装置で測定できます。例えば、電線であれば金属線と絶縁皮覆に、また、半導体のパッケージでは同様にしてモールディングのプラスチック、リードフレームの錫めっき、リードフレームの合金、ボンディングワイヤーなど均質材に分解できます。

しかし、複合材の部品については破壊検査となり、均質材への分解、検査に時間と手間を要するものがありますので、つぎのような方法で実施することをお勧めします。

  • (1)一般電子部品についてはメーカーのカタログなどで確認する。
  • (2)貴社の特別仕様の部品・材料については自社または第三者に委託して検査する。
  • (3)サプライヤーを分類し、RoHSの要求事項を理解していない、遵守のシステムを持っていない、サプライヤーとしての自己宣言をしていないで部品・材料のチェックをしていないサプライヤーを重点に実施する。
  • (4)数量の多い製品とそうでない製品で検査の頻度を変える。
  • (5)検査方法に工夫をする〔例えば、貴社の特別仕様品や数量の多い部品などついてのみ社内で実施し、いわゆるサプライヤーのカタログ品についてはサプライヤーに出荷時に検査データとして、非含有の証明書(含む含有数値一覧表)の添付を要求し、受入検査ではそれらの添付の有無を確認する書類検査で済ませるなど〕。

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

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