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ここが知りたいRoHS 指令

Q&A:EU

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Q.192
弊社は工業製品の包装資材を製造しています。その包装資材にはRoHS指令の特定有害物質は含まれていませんが、工業製品メーカーより証明書および分析値を提出するように要求がありました。包装資材はRoHS指令およびELV指令の対象となるのでしょうか?

A.192

結論から申しますと、包装資材は「包装および包装廃棄物に関する欧州議会および理事会指令」(European Parliament and Council Directive 94/62/EC of 20 December, 1994 on packaging and packaging waste)(以下、容器包装指令)に従います。RoHS指令は、電気電子機器に含まれる有害物質の使用制限の法律であり、ELV指令は自動車のリサイクル法(DIRECTIVE 2000/53/EC OF THE EUROPEAN PARLIAMENT AND OF THE COUNCIL of 18 September2000 on end-of life vehicles)です。

2004年2月の容器包装指令の改正で、容器包装は以下のように定義されています。

  • 基準1
    容器包装がもつ容器包装以外の機能を侵害することなく、容器包装の定義を満たすものを容器包装とする。製品に不可欠な一部ではなく、製品の使用の全期間において製品を包み、製品とともに廃棄されるものではないこと。
    例)ティーバッグやソーセージの皮は容器包装ではありません。
  • 基準2
    販売時点に製品を包むものであり、販売時にともに販売、包装(または包装することを目的とした)使い捨て品は、包装機能のある容器包装とみなす。
    例)販売時点で付加されれば容器包装となるものには、ワンウェイのトレイやカップ、ラップフィルム等があります。
  • 基準3
    容器包装の構成要素、および容器包装と一体化する付属物は容器包装の一部とみなす。製品に不可欠な一部ではなく、そのすべてが製品とともに消費、廃棄されるものではないもののうち、製品に直接添付される付属物であり、容器包装の機能をもつものは容器包装とみなす。
    例)容器包装となるものとしては、商品に直接添付されるラベルがあります。容器包装の一部となるものは、ほかの容器包装に束ねるための粘着テープ、ホッチキスの針、プラスチックのCDジャケット、などがあります。

以上の基準に従い、御社の包装資材が容器包装と判断されれば、当指令により規制を受けます。ちなみに(御社の包装資材はRoHS指令の特定有害物質は含まないとのことですが)、容器包装指令では、カドミウム、水銀、6価クロム、鉛の許容含有量の合計は1パッケージにおいて重量比で100ppm以下です。

EU各国は容器包装指令を受けて、それぞれの国の事情に応じて国内法への転換を図っています。ドイツでは容器包装を販売包装(Sales packaging)、付加包装(Secondary packaging)、輸送包装(Transport packaging)の3種類に分類しており、このうち輸送包装と付加包装は、事業者(販売者)が納入・販売時に引き取ることが義務付けられており、引き取った容器包装をすべて再使用または素材的利用する義務を負っています。

 

なお、容器包装指令以外に、REACH規則への対応へも注意が必要です。REACH規則では、2008年10月にフタル酸エステル類が認可対象候補とするSVHCと特定され、2009年6月1日に認可対象とする附属書XIVに掲載する勧告が、ECHAから欧州委員会に提出されています。 フタル酸エステル類は、PVCの可塑剤として広く使われています。この材料を包装や梱包に使用した場合は、包装・梱包材のみで、成形品の義務が課せられます。この場合、REACH規則7条の届出の義務と33条の情報伝達の義務があります。このデータの提出の要求も考えられます。

今回、工業製品メーカーより証明書および分析値を提出するように要求があったのは、これらの法規制の順守のためと拝察します。

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

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