ここが知りたいRoHS指令

ここが知りたいRoHS指令

電子・電気部品に関する欧州の環境規制(RoHS指令)について紹介

Q
その他2009年7月24日更新
Q.189 カタログにRoHS指令対応を明記する際、顧客にわかりやすいようにマークなどで示したいと考えています。RoHS指令対応を表すようなマークやロゴなどはありますか?

現行のRoHS指令においては、ご質問にあります「RoHS指令対応を表すようなマークやロゴ」を製品あるいはカタログなどに貼付したり、明記するような義務は特に定められていません。
 ただ、以下のようにメーカーあるいは商社などが消費者に対し、自社製品がRoHS指令対応であることをアピールするため、自主的に採用している「RoHS指令への任意の対応マーク」は存在するようです。
 さらにRoHS指令の動向としては、2008年12月に提案された「改正RoHS指令」があり、その中では「CEマーク」の採用が提案されています。上述の2つについて以下に説明いたします。

1.RoHS指令への任意の対応マーク

インターネットで、"RoHS対応マーク"などと入力して検索すると、RoHS指令に対応した製品に表示するマークとして、例えば「RoHS」、「RoHS対応」、「RoHS指令対応」、「RoHS指令対応製品」、「eco」、「Ro」といった文字や各社特有のシンボルを目にすることができます。現状では、各社がそれぞれRoHS指令への対応マークをデザインして、そこに適当な言葉を添えたり、あるいは工業会等の推奨マークを採用しているのが現状のようです。
 貴社でこのようなRoHS指令への対応マークを採用するときは、知的財産権(著作権等)に注意し、RoHS指令への対応マークをデザインあるいは採用する必要があります。貴社が所属している業界団体(工業会等)がありましたら、問い合わせてみてはいかがでしょうか。

2.改正提案RoHS指令のCEマーク

2008年12月3日に欧州委員会のホームページにRoHS指令の改正提案文書が公開されました。
 同改正提案では、RoHS指令の適用範囲の不明確さ、適合性評価方法や市場監視の手法における加盟国間の差、またRoHS指令不適合製品が少なからずあることなどから、CEマーキングの導入がEUで計画されています。すなわち、生産者(輸入者)の義務として、EU市場への上市製品にCEマークの貼付が追加されています。詳細に付きましては、2009年2月6日付けコラム「改正RoHS指令とCEマーキング」Q&A171においてすでに解説されていますので、そちらをご参照ください。
 上述のコラムに「CEマーキングのためには、2008年8月13日に改訂公布されたDecision No 768/2008/EC(PDFファイル)で定められたモジュールA(内部生産管理)により適合宣言(EC Declaration of Conformity)をします。適合製品にCEマークを貼付することで、EU域内を自由に流通させることができます。ただ、CEマークが貼付されていても、多くの指令ではセーフガード条項が設定され、各加盟国に流通を止める権限が与えられています。」と記載されています。RoHS指令対応としてCEマーク導入の検討が必要となります。

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

情報提供:一般法人 東京都中小企業診断士協会

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