ここが知りたいRoHS指令

ここが知りたいRoHS指令

電子・電気部品に関する欧州の環境規制(RoHS指令)について紹介

Q
EU2009年5月1日更新
Q.176 RoHS適用除外の見直しが行われると聞きました。今回の適用除外の見直しでは、適用除外が解除されるケースもあるようですが、見直しはいつごろ決まる見通しでしょうか?

RoHS指令第2条(範囲)では、WEEE指令AnnexIAのカテゴリー8(医療用機器)・9(監視及び制御機器)は適用除外にし、第6条(見直し)では、EU委員会はカテゴリー8・9を対象範囲に含める提案をすることが課せられていました。 そのため、2008年12月3日にEU委員会からカテゴリー8・9を対象範囲に含める等のRoHS指令の改正案が公開されました。
  今後の立法上の手続きはEC条約251条の同等の原則に基づいた共同決定手続きに従い、EU理事会・議会両者の承認により内容が決定されていくことになります。また、場合によっては調整委員会に回されることがありますが、この共同決定手続きは、できるだけ迅速に機能するように、議会による第二読会から調整委員会で結果が出るまでの期間が9カ月を超えないように努力することが求められています。その後、決定内容は官報(Official Journal)で公示されます。
  決定時期については、RoHS指令第5条(科学及び技術の進歩への適用)でAnnexによる適用除外の見直しを4年以内(2010年7月)に実施することがEU委員会に課せられていますので、2010年7月までには見直しが確定すると思われます。
  ただ、今年は5年に一度の議会選挙(6月)があり、その後ヨーロッパはバカンスの季節になりますので、確定には期限いっぱいかかる可能性があります。

なお、見直しの内容に関しては2008年12月19日のコラム「EU RoHS指令の改正提案が公表されました」を参照してください。

共同決定手続きのフローチャートURL:
  http://ec.europa.eu/codecision/stepbystep/diagram_en.htm

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

情報提供:一般法人 東京都中小企業診断士協会

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