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ここが知りたいRoHS 指令

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12.12.28

RoHS(II)で引用されている規則(EC)No 765/2008について (2)

前回のコラムに引続き、RoHS (II) において引用されています掲題、規則(EC)No 765/2008の後半部分(第3節第27条-第29条および第4節第30条)を紹介します。

規則(EC)No 765/2008の第3節(共同体市場に投入される製品の管理)では、第27条において、共同体市場に投入される製品管理に携わる加盟国当局が業務を適切に遂行するために必要な権限と資源を持ち、製品が自由流通のため解放される前に、第19条(1)に規定されている原則に従い、製品特性について適切な規模のチェックをしなければならないこと、複数の加盟国当局が市場監視と国境管理に責任を持たねばならない場合、彼らの機能と情報を共有することにより相互に協力すること、国境管理に携わっている当局は以下のa、bおよびcのいずれかが見つかった場合、共同体市場での製品の自由流通のために製品の解放を停止しなければならないことを規定しています。

  • 製品が適切に設置、維持および使用される場合に、当該製品が第1条で言及される、健康、安全、環境またはその他の一般公衆の利益に対し重大なリスクを呈すると信ずるべき原因を与える特性を示す場合
  • 製品が共同体調和法令において要求される書面または電子文書を伴っていない、もしくは法令に従いマークされていない場合
  • 虚偽または誤解を招きやすい方法でCEマーキングを貼付している場合

また、腐敗しやすい製品の場合、国境管理従事当局は製品の貯蔵または輸送に使用される車両の駐車に関し、彼らが課す可能性のある要求が当該製品の保存と両立するよう可能な限り努めることも規定されています。

第28条では、第27条に従い国境管理従事当局により解放が停止されている製品が、もし、停止から3日以内に当該当局が市場監視当局により採られているいかなる行為も届出されていなくて、そのような解放に関係するすべての他の要求および形式的行為が実施されているならば解放されなければならないこと、市場監視当局が、問題となっている製品が健康と安全に対する重大なリスクを呈していない、および共同体調和法令に違反していないと見なされる場合、もし、そのような解放に関係する他のすべての要求と形式的行為が実施されているならば、市場監視当局は当該製品を解放しなければならないことを規定しています。

第29条では、市場監視当局は製品が重大なリスクを呈することを見出した場合、彼等は製品が上市されることを禁止する措置を採り、国境管理従事当局に対し、製品に付随する商業インボイスおよびその他の該当する付随文書上またはデータ処理が電子的に実施されている場合はデータ処理システムそれ自身へ以下の裏書(インドウスメント)を含むことを要求しなければならないことを規定しています。

「危険な製品 ――― 自由な流通のための解放は許可されない
                ―――― 規則(EC)No 765/2008 」

市場監視当局が製品は共同体調和法令に適合していないことを見出した場合、必要であれば、製品の上市の禁止を含むかも知れない適切な行動を採らなければならないこと、上市が禁止される場合、市場監視当局は国境管理従事当局に対し製品を自由流通のために解放しないようおよび製品に付随しているインボイスやその他の該当する付随文書上またはデータ処理が電子的に実施されている場合はデータ処理システムそれ自身に以下の裏書を含むよう要求しなければならないことを規定しています。

「製品は不適合 ―――― 自由流通のために解放は許可されない
                ―――― 規則(EC)No 765/2008

製品が引き続いて自由な流通のための解放以外の税関手続きを宣言され、市場監視当局が反対しない場合、上述の裏書は同じような条件のもとでその手続に関連して使用される文書上にも含まれていなければならない。
 加盟国は、それが必要で公正であると考える場合、重大なリスクを呈する製品を破壊もしくはそれ以外の方法により使用不可能にしてもよい。

市場監視当局は、上述の意味で重大なリスクおよび非適合製品が特定された範囲についての情報を国境管理従事当局に供給しなければならないこと等を規定しています。

RoHS(II)第14条(CEマーキングの一般原則)においては、規則(EC)No 765/2008の第30条が引用されています。第30条の規定概要は以下のとおりです。

  1. CEマーキングは製造者またはその認定代理人だけが貼付することができる。
  2. 附属書IIに提示されているCEマーキングは共同体調和法令の規定により貼付が義務付けられている製品だけに貼付することができ、他のいかなる製品にも貼付してはならない。
  3. CEマーキングを貼付するもしくは貼付していることにより、製造者は該当するすべての共同体調和法令が貼付を規定している共同体調和法令に適合していることへの責任を示すことができる。
  4. CEマーキングは、貼付を規定している該当する共同体調和法令の適用可能な要求への適合を証明する唯一のマークである。
  5. CEマーキングの意味や形状に関連し、第三者を誤らせるようなマーク、サインおよび銘板を製品に貼付することは禁止される。
  6. 加盟国は、CEマーキングを制度的に統制する正しい実施およびマーキングの不正使用の場合に適切な行動を取ることを確実にしなければならない。加盟国は刑事罰を含む重大な違反に対する罰則を制定しなければならない。当該罰則は違反の重大性に均衡であり、不正な使用に対して効果的な抑止力でなければならない。

以上、前回と今回の2回に分けてRoHS(II)において、引用されています規則(EC)No 765/2008の引用条文の概要を紹介しました。
 その内容は、加盟国がEU域内に投入されるEEEの上市前管理および上市後の市場監視をどのように実施、管理するかを体制面と実施面から規定しています。わが国においてEEEをEUに上市する製造者はこのことを踏まえ、上市の際および上市後の重大なトラブルを回避するため、サプライチェーンを通して自社製品への制限物質非含有についてリスク管理を徹底し、法令順守への十分な対応を行っておくことが望まれます。

(瀧山 森雄)

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

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