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ここが知りたいRoHS 指令

コラム

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12.10.05

RoHS(II)対応のための社内管理の進め方

EU RoHS(II)指令は2013年1月2日からCEマーキング対応などの新たな義務が課せられ、Cat8、Cat9そしてCat11の商品群も順次組み込まれてきます。EU RoHS(II)指令対応が現実になってきています。主要な義務は、「特定化学物質を非含有」とし「CEマーキング」を貼付することです。

1.「特定化学物質を非含有」の適合宣言の支援規格

この義務を果たすために、今後は整合規格に指定されるであろう規格を含めてさまざまな支援規格が発行されています。

(1)EN50581:2012 2012年9月21日発行
「有害物質の使用制限に関する電気・電子製品の評価のための技術文書(technical documentation for the assessment of electrical and electronic products with respect to the restriction of hazardous substances)」 RoHS(II)指令第7条で、Decision No 768/2008/ECの付属書IIモジュールAによる技術文書を作成する要求があります。RoHS(II)指令が要求する非含有保証に関する技術文書の作成ガイドです。

(2)JIS Z 7201:2012 2012年8月20日発行
 「製品含有化学物質管理-原則及び指針」
 製品含有化学物質管理に関連するISO9001およびISO14001の要求項目を取り込んでいます。ISO9001およびISO14001は企業内のマネジメントシステムとして定着していますので、自社のマネジメントシステムの補強情報になります。

(3) 「製品含有化学物質管理-原則及び指針」のガイド「中小企業のための製品含有化学物質管理実践マニュアル
 JIS Z 7201は一般的な表現になっていますが、その内容をわかりやすく解説したものです。川中の中小企業への普及のために作成され公開されています。

(4)IEC/TR(TECHNICAL REPORT) 62476:2010 2010年2月18日発行
「電気電子機器における物質の使用制限に対する製品の評価のためのガイダンス(Guidance for evaluation of products with respect to substance-use restrictions in electrical and electronic products)」
 規制物質に関して電気・電子製品を評価するための国際的に認められた基準、およびツールと実践で使用するための枠組みです。ISO9001およびISO14001との関連も示しています。
 TR(Technical Reports 技術報告書)は、一般の規格とは異なる種類の調査情報やデータなどを、参考文書として発行したものです。

(5)IEC/PAS 62596:2009  2009年1月22日発行
 「電気・電子製品-規制物質の濃度定量-サンプリング手順-指針(Electro technical products - Determination of restricted substances - Sampling procedure - Guidelines)」
 EN50581の4.3.2項で「材料、部品、半組立品に制限された物質が含まれている可能性」を確認する要求があります。その1つの情報が、IEC/PAS 62596の附属書B(規制物質の存在確率)で、例えば、「金属製ねじ、ワッシャー、留め具では六価クロムは『H』、水銀は『L』」などが例示されています。内容は中国の実施規則が引用しているGB/T26572(電子電気製品の中の使用制限のある物質の含有量の上限)の附録D(電子電気製品の中、常用の材料およびパーツの中、使用制限物質存在の可能性)と同じものです。
 規制物質の存在確率が「H」であれば管理を厳重に行い、「L」であれば間接的な管理にするなどの重点管理を行う情報となります。
 PAS(Publicly Available Specifications 公開仕様書)は、3年以内に緊急の市場ニーズに対応するために発行される文書で、基本的に3年後までに規格化または廃止されますが、1回のみ3年間延長が認められます。

2.CEマーキング対応

CEマーキングはDecision No 768/2008/ECの付属書IIモジュールAにより対応が要求されています。モジュールAの第2項(技術文書)で要求する技術文書が記載されています。第3項( 製造)で、「 製造された製品が、第2項で言及された技術文書、ならびに同製品に適用可能な法律文書の要求事項に対するコンプライアンスが、製造工程およびその監視により確保されるために、製造業者は、必要とするあらゆる手段を講じるべきである」としています。
 第2項(技術文書)に従った製造を行う仕組みを明確にして、その結果(特定化学物質を非含有)を保証しなくてはなりません。  CEマーキングはグローバルアプローチによるAからHまでのモジュール方式が適用されます。適用するモジュールはニューアプローチ指令で特定されます。

RoHS(II)はモジュールAが適用されますが、他のモジュールの要求を確認してみます。

(1)モジュールD(生産の品質保証)
製造業者が設定した生産、最終製品の型式試験、生産、試験のための品質システムの管理・認証が必要とされ、ノーティファイドボディは、ISO 9001規格に準じて評価します。

(2)モジュールE(製品の品質保証) 
製造業者が設定した生産、最終製品の型式試験、生産、試験のための品質システムの管理、認証が必要とされ、ノーティファイドボディは、ISO 9001規格に準じて評価します。

(3)モジュール H(完全品質保証)
設計段階と生産段階を対象として、製造業者が設定した設計、製造、最終製品の検査、試験に関するISO 9001品質システムをノーティファイドボディが評価します。

このようにCEマーキングはISO9001マネジメントシステムを前提としています。ISO9001マネジメントシステムは第三者認証が主流となっていますが、これは要求事項になく、自主的なシステム運用、評価でも許容されます。
 RoHS(II)指令が要求する非含有保証の仕組みとその運用管理の要求は、運用している現状のマネジメントシステムにRoHS(II)指令の要求を統合することで満たすことができます。

2013年1月2日対応としては、多くの企業が認証を受けているISO9001の仕組みに、RoHS(II)指令(同様に中国RoHS管理規則)の要求を入れることになります。その統合のガイドがEN50581などになります。

(松浦 徹也)

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

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