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ここが知りたいRoHS 指令

コラム

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12.09.07

改正WEEE指令について

2012年7月24日に改正WEEE (Directive 2012/19/EC) が欧州官報により公布されました。以下、主な改正点を主体として、改正WEEE指令の内容の概要を記します。

改正WEEE指令の構成は、前文(1-36) 、本文 (第1条-第27条) および附属書(I-XII)となっています。

【前文】
(2) 欧州共同体の環境政策の目的は、環境の質を維持、保護、改善することにより人の健康を保護し、天然資源を賢明、かつ、合理的に使用することである。

(3) 第5次環境行動プログラムは、持続的発展を実現するため開発、生産、消費および行動パターンに重大な変化を求め、特に天然資源の浪費と汚染の予防を提唱している。

(4) 本指令は、指令2008/98/EC のような共同体の一般的な廃棄物管理法令を補完する。

(6) 指令の目的は、WEEEの防止、再使用、リサイクル、廃棄処分の削減、資源の効率的な活用、貴重な2次原材料を採りだすリカバリーにより持続的な生産と消費に貢献することである。

(8) 加盟国は、自領域に設立されていない生産者に代わり生産者の義務を果たす法廷代理人を自領域に任命することを認め、登録と報告手続きを簡素化すること。

(11) 指令2009/125/ECにおいて、WEEEの再使用、解体およびリカバリーを促進するためのエコデザイン要求が規定されるべきである。

(15) 2008年に委員会が実施したインパクトアセスメントにおいては、上市されたEEEの65%は、既に分別回収されていたが、その半分以上は潜在的に不正な処理および不法な輸出の対象となっていた。貴重な2次原材料の損失、環境の悪化、矛盾の多いデータを提供していた。

(16) 野心的な回収目標は、加盟国において上市されるEEEの製品の成熟度やライフサイクル等を考慮して決定すべきである。

(18) ナノマテリアルを含有しているWEEEの処理による人の健康と環境への起こりうるリスクを制御するため、特定の取り扱いが必要であるかどうかを評価する必要がある。

(22) WEEE管理のファイナンスの原則は、共同体レベルで決定すべきである。ファイナンススキームは、生産者責任の原則の実施と高い回収率に貢献する。

(23) 一般家庭の電気電子機器ユーザーは、無償で返却できるようにすべきで、生産者は回収施設からの回収およびWEEEの処理、リカバリーおよび処分の費用を負担すべきである。

(30) 加盟国の特定要件に適合するならば、当局と関係経済分野間との協定により、本指令の特定規定の実施を選択することが許されるべきである。

【主題 (第1条) 】
 本指令は、「指令2008/98/ECの第1条、第4条に従い、電気電子機器の廃棄の負の影響を防止、削減し資源使用の効率改善を図り環境と人の健康を保護し持続的な発展に寄与する」ことを主題としています。

【適用範囲 (第2条) 】
適用範囲は、次の1および2の2段階での適用となっています。

  1. 2012年8月13日~2018年8月14日 (移行期間)
    適用範囲は、附属書Iに記載されている10カテゴリー製品です。 カテゴリー8の医療用装置で移植用と感染性装置が除外されていることを除けば現行WEEE指令の附属書IAと同じです。附属書IIには、現行WEEE指令の附属書IBと同様、該当EEEのカテゴリー別に製品を例示しています。

    以下の装置は適用を除外されています。
    • (1) 武器、弾薬、特定の軍事目的を意図された資材を含む加盟国の安全の必須権益保護の必要な装置
    • (2) 本指令の範囲から除外、範囲に該当しない別のタイプの装置の一部として特別に設計、設置される装置
    • (3) フィラメント電球
  2. 2018年8月15日以降
    附属書III、附属書IVは、第2条1(b)II規定されている2108年8月15日移行の適用範囲が示されています。ここでは、次の6カテゴリーになっています。
    • (1) 温度交換装置
    • (2) スクリーン、モニターおよび表面積100cm2以上のスクリーンを含有する装置
    • (3) 照明器具
    • (4) 大型装置 (外形寸法50cm以上) で以下を含む
        家庭用電気製品、ITおよび通信装置、民生用製品、照明装置、音声およびイメージ再生装置、楽器、電気電子工具、玩具、レジャー・スポーツ装置、医療装置、監視制御装置、自動販売機、電流発生機器 このカテゴリーにはカテゴリー1-3に含まれる装置は含まれていません。
    • (5) 小型装置(外形寸法50cm以下) で以下を含む 家庭用電気製品、民生用製品、照明装置、音声およびイメージ再生装置、楽器、電気電子工具、玩具、レジャー・スポーツ装置、医療装置、監視制御装置、自動販売機、電流発生機器 このカテゴリーにはカテゴリー1-3に含まれる装置は含まれていません。
    • (6) 小型ITおよび通信装置 (外形寸法50cm以下)

    1項で除外された製品に加え、以下の装置が除外となっています。

    • (1) 宇宙スペースに発射用に設計された装置
    • (2) 大規模固定産業用工具
    • (3) 固定装置の一部として特に設計、設置されていない装置を除く大規模固定装置
    • (4) 型式認証されていない電動二輪車を除く、人、貨物輸送用装置
    • (5) 職業用途を除く、道路用以外で利用可能な輸送機器
    • (6) 使用期限以前に感染が予想される場合の医療機器および体外診断装置および移植用医療装置
【定義 (第3条) 】

以下の用語の定義は、指令2008/98/ECの第3条の規定を適用するとされています。
 「危険な廃棄物」「回収」「分別回収」「予防」「処理」「リカバリー」「再使用のための準備」「リサイクリング」「廃棄」

【製品設計 (第4条) 】

加盟国は、生産者とリサイクル業者が協調しWEEEとその構成部品、材料の再使用、取外しおよびリカバリーを促進するための設計・生産を促進する措置を確実にしなればなりません。

【分別回収 (第5条) 】

加盟国は以下を確実にしなければなりません。

  1. 分類されずに都市ごみとして廃棄されるWEEEを最小限に抑え、WEEEの分別回収を達成するための措置を採用を確実にしなければなりません (特に、オゾン層破壊物資とフッ素系温暖化ガスを含む根雨交換装置、水銀を含む蛍光灯、太陽光パネル、その他付属書Ⅲカテゴリー5、6の小型装置) 。
  2. 一般家庭からのWEEEは最終所有者が無償で返却できるシステムを設立しなければなりません (人工密度を考慮し回収偽書を設置) 。
  3. 新製品供給時に流通業者は、既存製品が同タイプ、同機能であれば一対一で流通業者が無償で返却できることを可能とする。
  4. 既存の回収スキームが効果的でない場合、400m2以上のEEE売場面積を持つ小売業者は展墓またはその近くで25cm以下の小型WEEEの回収場所を提供し、同等タイプのEEEの購入義務なしで無償回収する。
【回収率 (第7条) 】
  1. 回収目標
    • (1) 2016年からの回収率 先行3年間に上市されたEEEの年平均重量の45%とする
    • (2) 2019年からの回収率 先行3年間に上市されたEEEの年平均重量の65%もしくはWEEE重量の85%のいずれかを選択
    • (3) 2015年12月31日までの1人当たりの分別回収率 一般家庭からのWEEEを年1人平均4kg、先行する3年間の加盟国で回収されたWEEE重量を1人当り重量に換算し、いずれか大きいほうを継続適用
  2. 回収のためのインフラ (基盤) が整備されておらずかつ、EEEの消費水準が低い加盟国 (ブルガリア、チェッコスロバキア、ラトビアハンガリー、ポーランド等10カ国) の回収率目標
    • (1) 2016年8月14日以降 先行する3カ年に上市されたEEEの平均重量の40%以上で45%未満
    • (2) 2021年8月14日以前の、自身で選択した日まで、回収率65%達成目標を延期

【適切な処理 (第8条) 】

加盟国は以下を確実にしなければなりません。

  1. 再使用のための準備以外の適切な処理、リカバリー、リサイクルのオペレーションは附属書VIIに従い、すべての液体の除去と選択的な処理を含む。
  2. 附属書VIIの材料、構成品に対する選択的処理 
    • (1) コンデンサー中のPCB/PCT
    • (2) 構成部品中の水銀 (スイッチ、バックライトランプ)
    • (3) バッテリー
    • (4) プリント回路基盤 (:携帯電話、その他装置の面積10cm2以上の回路基盤) 
    • (5) トナーカートリッジ、カラートナー
    • (6) 臭素系難燃剤を含有するプラスチック
    • (7) アスベスト廃棄物とアスベスト含有の構成部品
    • (8) カソードレイチューブ
    • (9) chlorofluorocarbons (CFC), hydro chlorofluorocarbons (HCFC) ,hydrofluorocarbons (HFC),hydrocarbons (HC)
    • (10) ガス放電ランプ
    • (11) 液晶ディスプレイ (表面積100cm2以上、ガス放電ランプ付バックライト)
    • (12) 外部電気ケーブル
    • (13) 難燃性セラミック繊維含有構成部品
    • (14) 放射性物質含有構成部品
    • (15) 懸念物質含有電解コンデンサ (高さ25mm、直径25mmまたは同面積)
  3. 加盟国は、附属書VIIIに記載されている要求に従いWEEEの貯蔵および処理を行うエスタブリッシュメントまたはアンダーテイキングが処理オペレーションを実施することを確実にしなければなりません。

【リカバリー目標 (第11条) 】
  1. 加盟国は、分別回収されて処理に送られたWEEEを生産者が附属書Vに規定される最低目標値に適合することを確実にしなければならない。
  2. 目標値は、各カテゴリーに対し、リカバリー、リサイクリング、再処理施設に入るWEEEの重量を分別回収されたWEEEの重量の比率として、パーセント表示する。
  3. 生産者およびその代行者である第三者は、リカバリー目標算出のためにWEEE、構成部品、材料、物質の回収施設、処理施設への出入りを記録、維持しなければならない。
【一般家庭からのWEEEに関するファイナンス (第12条) 】

加盟国は、一般家庭からのWEEEの回収、処理、リカバリーおよび環境的に健全な廃棄のための資金は生産者が提供することを保証することを確実にしなければなりません。

  1. 2005年8月13日以降の上市製品 生産者は、WEEEの回収、処理、リカバリーおよび環境的に健全な廃棄のオペレーションを行うためのファイナンスの責任を負うべきで、義務実行のため個人もしくは回収スキームに参加の何れかを選択できる。
  2. 2005年8月13日以前に上市された製品からのWEEE (歴史的WEEE) の管理コストのフアィナンスの責任は、装置タイプによる個々のマーケットシェアのような比例する貢献度で発生する負担を配分する。
【法定代理人 (第17条) 】

加盟国は、生産者が設立されていない加盟国において本指令の生産者の義務を実行するため、他の加盟国に法定代理人 (Authorised representative) を任命することを確実にしなければなりません。

【科学と技術の進歩の適用 (第19条) 】

委員会は、科学と技術の進歩を第16条 (5)、附属書IV、VII、VIIIおよびIXに適用するために必要な修正に関し、第20条に従い委任法 (delegated acts) を採用するための権限が与えられなければなりません。

附属書VIIの修正時はRoHS 2 (指令2011/65/EU) において認められている除外が考慮されなければなりません。

【罰則 (第22条)】

加盟国は、本指令に従って採用した国内法の不正に対する罰則を制定しなければなりません。罰則は効果的、均衡性があり、抑止的でなければならず、遅くとも2014年2月14日までに委員会に届出しなければなりません。

【検査と監視 (第23条)】

加盟国は、本指令の実行を検証するにふさわしい検査と監視を実行することを確実にしなければなりません。検査は以下をカバーしていることが必要です。

  • (1) 生産者の登録名簿の枠組みにおける報告された情報
  • (2) 規則(EC) No 1013/2006 、規則 (EC) No 1418/2007 に従った共同体外への輸送、特にWEEEの輸送
  • (3) 指令2008/98/ECおよびその附属書Ⅶに従った処理施設でのオペレーション
【国内法への転換 (第24条)】
加盟国は本指令に従い、2014年2月14日までに国内法に転換しなければなりません。

【発効 (第26条)】
本指令は、欧州共同体の官報に告示された日から20日目に発効します。

(瀧山 森雄)

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

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