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ここが知りたいRoHS 指令

コラム

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11.12.16

GB/T 26572-2011について

中国RoHS管理規則(以下中国RoHS)の特定有害化学物質はEU RoHS指令と同じ、いわゆる6物質です。測定方法はIEC62321-2008の翻訳標準のGB/T26125-2011となっています。 測定手順はGB/T 26572-2011〔(Requirements of concentration limits for certain restricted substances in electrical and electronic products)〕に規定されており、2011年8月1日からSJ/T 11363-2006に代わる国家標準として適用されています。
2011年10月14日付けコラムを参照ください) GB/T 26572(定価 30.00元、以下本標準)は18ページで込み入った内容ではありませんが、留意点を解説します。

  1. 範囲について
     本標準は電子電気製品に含有する使用制限物質の最大許容量および適合性判定について規定していて、電子電気製品に含有する鉛(Pb)、水銀(Hg)、カドミウム(Cd)、六価クロム(Cr(VI))、ポリ臭化ビフェニル(PBB)、ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE)等使用制限物質の規制に適用されます。
     特定有害物質はEU RoHS指令と同じ、いわゆる6物質です。ただ、原文には「」で「等」が記載されていることが注目されます。中国RoHSの「国が定めたその他の有毒有害物質または元素」の特定時への対応とも思えます。ただ、この用語は、かつての「100問100答」(中国RoHSのFAQ)では、「中国の法的規範性文書の一般的表現方法で、EUのRoHS指令の第五条の「科学と技術の進歩に応じて」が表す意味と同じ」としていますので、大きな意味はないようです。
  2. 専門用語の定義
     留意する用語の定義を示します。
    (1)「使用制限物質( restricted substances )」とは、法規制及び顧客が要求した使用制限のある物質とされています。この定義では、法規制だけでなく顧客要求という用語が入っている点が気になります。中国RoHSはEU RoHS指令と異なり、サプライチェーンを管理することを狙っています。自主認証制度などでの取引時の非含有証明などでの証明手順とされると思います。
    (2)検査・測定ユニット(test units)とは、 分解しなくても直接検査・測定できる試料としています。均質材料(homogeneous materials)の定義はEU RoHS指令と同一主旨で定義されていますが、自主認証制度での検査・測定ユニットと整合を考えておく必要があります。
  3. 測定準備
     サンプルの分解手順は附属書Aに定められています。附属書Aは規範性の附属書となっていますので、この手順が要求されることになります。
    附属書Aは電子電気製品の構成を「完成品(テレビなどの独立してある機能を果たせる設備)」「部品/組立パーツ(簡単な工具でばらせる電源、モジュールなどのユニット)「素子(コンデンサ、抵抗器など)「原材料(金属、プラスチック)」に分け、さらに、物理結合(ネジ接続)と化学結合(めっき)に区分しています。
     この構成と結合状態により、分解の手順、留意点、工具や測定環境を具体化しています。
     測定ユニットはEEP-A~EEP-C(2011年10月14日付けコラムを参照ください)までありますが、基本は均質物質単位(EEP-A)で測定するものです。
     検査・測定の可操作性及び経済性を保つために、分解作業を行う前に、附属書D(後述)を参考にして、使用制限物質の存在について可能性およびレベルを評価し、試料の分解方法や優位な方案を定めることが求められています。
  4.  
  5. 附属書Bについて
     附属書Bには、典型的な分解例が示されています。
     (1)電子部品を実装したプリント基板
     (2)QFP(Quad Flat Package) 集積回路
     (3)PBGA(Plasitic Ball Grid Array) 集積回路
     (4)プリント基板
  6. 附属書Dの考え方
     附属書Dは「電子電気製品の常用の材料及びパーツに使用制限物質の存在する可能性」で、資料性の附属書です。
     附属書Dはいわゆる6物質の含有の可能性を、典型的な部品材料ごとに「H(含有の可能性大)」「M(含有の可能性中)」「L(含有の可能性小)」と「N/A(不適用)」で表しています。
     例えば、液晶などのバックライトでは、「水銀 H」「カドミウム L」「鉛 H」「六価クロム M」「PBBs N/A」{PBDEs N/A}で、備考として「バックライトランプの中の水銀対象外」としています。
     附属書Dに収載されている典型的な部品材料は以下です。
    (1)構造部品:金属筐体、樹脂ケースなど12部品
    (2)プリント基板モジュール:ベアボード、コネクターのプラスチック部分など21部品
    (3)付属品:外部電線、リモコンなど3部品
    (4) 材料:ゴム、接着剤など18部品
     附属書の含有使用制限物質の存在が示されており、「N/A」であれば、非含有とし自主認証制度サンプリングなどで考慮されます。

GB/T 26572-2011は、個々の要求は当たり前で、周知の事実が過半です。前述の「3.測定準備」や「附属書Dの考え方」は日本企業にとって有益です。
 イメージ的には中国の規制は遅れているように見えますが、EUの動向を先取りしている気がします。そのようにみますと、EU RoHS指令の今後の動きとも読み取れます。

(松浦 徹也)

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

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