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ここが知りたいRoHS 指令

コラム

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10.10.08

RoHS指令への科学と技術進歩の適用

RoHS指令は、第4条(1)において、2006年7月1日以降に上市される電気電子機器に鉛、水銀、カドミウム、6価クロムと臭素系難燃剤であるPBBおよびPBDEの6物質の含有を原則禁止しています。指令の附属書には、その6物質の非含有を除外されたアプリケーションが掲載されています。現在39物質の除外が認められています。
 第5条(1)(b)には、設計変更によるその物質の除去または代替、もしくは第4条(1)に定める材料、あるいは物質を必要としない材料および構成部品が技術的または科学的に実行不可能な場合、ないしはその物質の代替によって引き起こされる環境、健康および/または消費者の安全への負の影響がそれらの環境、健康および/または消費者の安全の便宜を上回りそうな場合は、当該材料と部品を第4条(1)の規定から除外することが規定されています。

この規定に基づいたアプリケーションの除外要求が、産業界から欧州委員会に提出されています。それらの除外要求は指令の第5条(1)(b)の要件を満たしてことを検証する必要があります。さらに、RoHS指令第5条(1)(c)に基づき、付属書に掲載されている既存の個々の除外項目は4年ごとに、または除外リストに掲載されてから4年後にレビューすることが規定されています。
 もし、除外項目の削除あるいは代替の適用が指令第5条(1)(b)の基準に照らして可能な場合、附属書の既存除外項目から当該材料、構成部品の除外を削除しなければなりません。欧州委員会は、第5条(1)(b)に従う新規除外要求および第5条(1)(c)に従う既存除外の評価の技術支援のためOeKO-InstituteとFraunhofer IMZの2社とコンサルタント契約を締結しています。
 両社は第5条(2)に従って附属書の除外項目のレビューを行うため、インターネットコンサルテーションを実施し、除外に対する最終的な提言を提供します。

以上を要約すると以下のとおりです。

  • 新しい除外要求項目は第5条(1)(b)の基準に照らして正当であることを技術と科学評価により実行すること。
  • 付属書に掲載されている特定の既存除外項目を第5条(1)(b)の除外の基準に基づいて詳細なレビューを行うこと。
  • 新規除外要求および既存除外のリストを欧州委員会の要請に合意し、プロジェクト期間を通して更新を行うこと。
  • 利害関係者が必要とするすべての情報を網羅し、オンラインコンサルテーションに貢献できることを確実にする献身的なウェブサイトを供給すること*1
  • 第5条(2)に従って、利害関係者 (特に、材料、構成部品、装置の生産者、リサイクル業者、廃棄物処理業者、環境関係組織、従業員および消費者団体)を巻き込んでコンサルテーションを行うこと。
  • コンサルテーション(第5条(2)に従った)の結果に基づいた第5条(1)(b)で与えられた規準に従った審査において除外が正当化される場合、それらの除外に対する委員会決定(Commission Decision)のドラフト版の準備のための明確で一義的な表現を提供すること。
【進行中のプロジェクト*2

直近のOeko-InstituteとFraunhofer IZMに対する欧州委員会からの委託プロジェクトが、2009年11月27日に開始され、プロジェクト期間が12カ月と設定されており2010年11月26日に終了となります。
 当該プロジェクトでは、新規除外要求2つと既存除外項目の30、31、32の3項目がオンラインコンサルテーションの対象となっています。進捗状況は以下のようになっています。

(a)新規除外要求1
「専門家用途のオーディオ装置に適用される光カブラーのためのフォトレジスター中のカドミウム 2013年12月月31日まで」
上述のMeyer Sound Labolatoryからの除外要求に対するオンラインコンサルテーションが2010年1月22日から2010年3月29日までに実施されています。

(b)新規除外要求2
「集積回路またはディスクリート半導体の一部であるキャパシタ向けの誘電体セラミック材料に基づくジルコン酸チタン酸鉛(PZT)中の鉛」
上述のオンラインコンサルテーションが2010年4月23日から2010年6月18日まで実施されています。

既存の除外項目に対するオンラインコンサルテーションが2010年9月20日に開始され、2010年11月15日に終了する予定となっています。対象となる除外項目は以下のようです。

No.  
31 音声出力レベル100dB以上の高出力ラウドスピーカーに使用されるトランスデューサ中のボイスコイルに直に接する電気導体を接続する電気的、機械的なはんだとしてのカドミウム合金
32 水銀フリーの直蛍光管中のはんだ中の鉛 (例えば、液晶ディスプレイ、設計あるいは産業用照明として使用されるもの)
33 アルゴンおよびクリプトンレーザー管のウィンドウアセンブリをつくるための封入フリット中の鉛酸化物

このコンサルテーションの結果は、指令2002/95/ECの技術的号委員会(TAC)に送付され、委員会サービスが受領した情報の評価を行います。 Oeko-InstituteおよびFraunhofer IZMは除外の正当性に関するリコメンデーションを委員会に提供することを目的に、あくまでもステークホルダーから提供された情報の収集と評価を行うだけです。

RoHS指令の除外項目は、現在39物質となっています。その中には、既に除外期限を経過しているものや、2008年6月30日に欧州裁判所において除外無効の判決が出たDecaBDEも含まれています。この点を考慮したものと思われますのが、提案RoHS指令の附属書Vに掲載されている除外項目です。

現行のRoHS指令の除外との違いは以下です。
 現行RoHS指令附属書の「9a DecaBDE in polymeric applibations」 を削除し、「9b Lead in lead-bronze bearing ahells and bushes.」を10とし、「28 Hexavalent chromium in corrosive preventive coatings of unpainted metal sheetings and fasteners used for corrosion protection and Electromagnetic Interference Shielding in equipment falling under category three of Directive 2002/96/EC (IT and telecommunications equipment). Exemption granted until 1 July 2007.」を削除しています。

なお、本コラムで過去に掲載していますRoHS除外に関連する記載には、2008年6月6日付けコラム2009年4月3日付けコラム2009年7月3日付けコラムがあります。ご参照ください。
 
*1 http://rohs.exemptions.oeko.info
*2 http://rohs.exemptions.oeko.info/index.php?id=71

(瀧山 森雄)

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

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