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ここが知りたいRoHS 指令

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10.03.12

ELV指令およびRoHS指令の付属書II修正の委員会決定

ELV指令(2003/53/EC)の附属書IIを修正する委員会決定が2010年2月23日に官報に掲載されました(OJ:L 48/12~48/16(PDFファイル))。

ELV指令では、附属書IIに記載する事例ならびに定めた条件に適合する場合を除いて第4条(2)(a)の規定により2003年7月1日以降に上市される車両の材料、構成部品等の均質材料あたりに最大許容濃度以上の鉛、水銀、カドミウムおよび六価クロムの含有を禁止しています。(最大許容濃度は、カドミウム0.01wt%、その他の鉛、水銀および六価クロムは0.1wt%でRoHS指令と同様です)

2008年8月1日のELVに関する欧州議会と理事会による指令2000/53/EC附属書II修正の委員会決定において、電子回路基板中の鉛およびガラス上を除いた電気的応用の場合を特定し附属書II8(a)に、さらに、ガラス上の電気的応用における鉛を附属書II8(b)にそれぞれ除外項目として記載していました。そして、以上の除外は、2009年にレビューを行うことになっていました(OJ:L225/10~225/13(PDFファイル))。

技術と科学の進歩に伴う評価により、今回の決定において上述の8(a)と8(b)の見直し(レビュー)が行なわれ、その結果10分野以上の特定の応用に分割されて除外が見直されています。今回の決定の前文において、鉛を含有する5つの材料および構成部品は指令2000/53/ECの第4条(2)(a)に規定されている鉛、水銀、カドミウムおよび六価クロムの4重金属の含有禁止を一時的に除外すべきであるとしています。理由は、それらの特定の材料や構成部品における禁止物質の使用は現段階では技術的、科学的に避けることができないことから、禁止物質の使用を回避できるまで除外期間を延期することが適当であるとしています。同様に委員以下決定の前文において、鉛を含有している他の5つの材料および構成部品は、指令2000/53/ECの第4条(2)(a)の規定にも関わらず除外期限を設けることなく除外を継続すべきであるとしています。

その提案理由は、対象となる材料および構成部品中への禁止物質の含有は技術的、科学的に不可避で近い将来、代替物質の存在が見通せないからです。これらの除外については、含有禁止物質の使用が避けられるかどうかを技術と科学の進歩に照らして評価を行うため、2014年にレビューを行なうべきであるとしています。積層されたグレイジング用を除くガラス上の電気的グレージング応用におけるはんだ含有鉛の除外については、2012年1月1日までにレビューをすべきであるとしています。その理由は、この応用に対する代替物質は存在するが、技術的な特性を更に試験し、確認することが必要であるからとしています。

今回の決定で指令2000/53/ECの附属書IIにおいて、合金要素としての鉛が2008年8月の内容からどのように置換えられることになったかを表1と表2に併記します。

2008年8月の指令2000/53/EC附属書II修正の委員会決定は2008年10月10日付けコラム「ELV Directive(廃自動車指令)附属書IIの見直し」として掲載しております。併せてご参照ください。

表1 2008年8月の委員会決定による附属書IIの見直し結果(部分)
材料および構成部品 範囲および除外期限の期日 備考
合金要素としての鉛
8(a)ガラスを除く電子回路基板その他電子応用品に適用するはんだ 2010年12月31日以前に承認される型の車両と同車両用のスペアパーツ)
(2009年にレビュー)
新型車の鉛フリー高温はんだの除外がある。2009年の見直しに向け、ロビー活動が盛んになっている。
8(b)ガラス上の電子適用品中のはんだ 2010年12月31日以前に承認される型の車両と同車両用のスペアパーツ)
(2009年にレビュー)

表2 2010年2月の委員会決定による附属書IIの見直し結果(部分)
材料および構成部品 適用範囲と除外期限 備考
合金成分としての鉛
8(a)電子回路基板に電気電子部品を固定するためのはんだ中の鉛およびコンポネントピンと電子回路基板上の電解アルミキャパシタ以外の構成品の終端仕上処理中の鉛 2016年1月1日以前に承認された型の車およびその該当車のスペア部品 項番8(a)~8(j)の構成部品の鉛および鉛化合物と項番10のガラスおよびセラミック基板構成品中の鉛を含有する電気的構成品については、ラベル表示を行うこと、および両者に関連して車両あたり60gの閾値を超過する場合はそれらの部品、構成部品を取り外すこと。

ただし、製造者が自社の製造ラインにおいてにそれらの電子部品、構成品を取り付けていない場合は取外しを考慮する必要はない。
8(b)電子回路基板上またはガラス上のはんだ以外の電気応用のはんだ中の鉛 2011年1月1日以前に承認された型の車およびその該当車のスペア部品
8(c)電解アルミキャパシタの終端仕上げ用の鉛 2013年1月1日以前に承認された型の車およびその該当車のスペア部品
8(d)大規模気流センサーのガラス上のはんだ中の鉛 2015年1月1日以前に承認された型の車およびその該当車のスペア部品
8(e)高融点タイプはんだ中の鉛(例:重量比85%以上を含有の鉛ベース合金) 当該除外は2014年にレビュー
8(f)コンプライアントピンコネクタシステム中の鉛 当該除外は2014年にレビュー
8(g)集積回路フリップチップパッケージ内の半導体ダイとキャリアの実行可能な電気的接続を完成するためのはんだ中の鉛 当該除外は2014年にレビュー
8(h)突起面積が少なくとも1cm2のチップサイズおよびシリコンチップ面積が少なくとも1A/mm2の電流密度のパワー半導体アセンブリ中のヒートシンクにヒートスプレッダを固定するためのはんだ中の鉛 当該除外は2014年にレビュー
8(i)積層グレージング中のはんだを除くガラス上の電気的なグレージング応用におけるはんだ中の鉛 2013年1月1日以前に承認された型の車およびその該当車のスペア部品
この除外は2012年1月1日以前にレビューされる。
8(j)積層されたグレージング用はんだ中の鉛 当該除外は2014年にレビュー
10 バルブおよびスパークプラグのグレイズのガラスを除いたガラス、セラミック基板構成品中の鉛を含有する電気的構成品  

同様にRoHS指令(2002/95/EC)の附属書IIを修正する委員会決定が2010年2月25日の官報に掲載されています(OJ:L49/32~49/33(PDFファイル))。

この決定においてはRoHS指令附属書IIの製品含有規制物質除外の39項番として以下の製品に対するカドミウム含有除外が追加されました。

「39. ソリッドステートイルミネーションおよびディスプレイシステムに使用されるカラー変換用II-VI LED(照明放射面の10μ/mm2以下のCd)中のカドミウムの2014年7月1日までの除外」

(瀧山 森雄)

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

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