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ここが知りたいRoHS 指令

コラム

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09.02.06

改正RoHS指令とCEマーキング

2008年12月3日にRoHS指令の改正提案文書が欧州委員会のホームページで公開されました。
 提案RoHS指令で生産者(輸入者)の義務として、新たに附属書VIIによる適合宣言書の提出とCEマークの貼付が追加されました。
 CEマーキング導入の背景は、RoHS指令の適用範囲の不明確さ、適合性評価方法や市場監視の手法における加盟国間の差やRoHS指令不適合製品が少なからずあることなどへの対応です。REACH規則の成形品中のSVHC濃度の測定は極めて困難であるように、RoHS指令対象製品は複雑な成形品であり、特定有害物質の含有量は蛍光X線分析機による表面の分析に頼るしかありません。多くの場合、均質物質単位での適合性は商品レベルでは確認が困難で、市場での検査が無理となっています。

現状は非含有を自己宣言していますが、その技術的データなどは生産者に委ねられており、解釈の差もあると思われます。また、商品になってからの含有量測定試験が困難であることから、設計、調達、生産の「もの作り」全体で適合(法)性を管理する必要があります。商品の保証を工程で保証する考えとも言えます。この工程保証をCEマーキングで行うことが要求されました。

CEマーキングのためには、2008年8月13日に改訂公布されたDecision No 768/2008/EC(PDFファイル) で定められたモジュールA(内部生産管理)により適合宣言(EC Declaration of Conformity)をします。適合製品にCEマークを貼付することで、EU域内を自由に流通させることができます。ただ、CEマークが貼付されていても、多くの指令ではセーフガード条項が設定され、各加盟国に流通を止める権限が与えられています。

New Approach Directivesのスキーム(注3)によるCEマーキングはモジュール制になっています。モジュールAには設計と生産の両方の要求事項があり、製造者の名前、住所および製品の識別、指令の必須要求事項を満たすために用いた方法、技術文書の準備、技術文書による製造、製品検査、適合宣言とマーキンングなどの手順が定められています。

従来のモジュールA によるCEマーキングには、補足要求事項を加えたモジュールAaで、補足要求事項の製品試験を製造者が行う場合とNB(notified body)がサンプリングで製品試験を行う場合に分かれていました。これが今回の改定でモジュールA1とモジュールA2に明確に分離されました。記録の10年間の保管義務など、要求事項は基本的に同じです。

また、提案RoHS指令の附属書VIIに適合宣言すべき項目が規定されています。
 New Approach Directives のモジュールは次のように運用されます。
 New Approach Directivesで製品を市場に流通させる際に満たすべき安全や品質に関する「必須要求事項」を定め、各欧州標準化機構は指令の要求事項を満たす技術的仕様「統一規格(Harmonised Standards)」を特定します。これにより適合性を保証しCEマークを貼付するものです。

提案RoHS指令の適合性評価規格は特定されていませんが、2008年12月11日に配布が開始されたIEC 62321(特定有害物質の測定法)をそのままEN規格にして、整合規格にすることが想定されます。提案RoHS指令の特定有害物質非含有の適合性評価規格はIEC 62321-2008になると思われます。

なお、製品によっては1つの指令だけでなく複数の指令が適用される場合があり、その場合にはすべての指令に適合していなければならないため、CEマークもそれを示すものとなります。一般的には、取扱説明書などに適合規格をリストします。

従来の適合規格は漏洩電流や電磁波などの物理的要素が強かったのですが、今回は化学的要素が要求されますので、NBでも戸惑いがあるようです。

(松浦 徹也)

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

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