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中小企業大学校の上手な使い方 成長企業にみる人材育成


睦化学工業 株式会社

従業員の4割が大学校で学び、「知恵を出し合う」効果が現れてきた!

睦化学工業 株式会社
和田成博代表取締役社長

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1.企業の特徴

睦化学工業株式会社は、ポリエチレンラミネートの専業メーカーとして、「空気と水以外はラミネートしよう」をスローガンにラミネート技術の蓄積数は数千有余を数えるにいたっている。炊飯包装紙(ライスパック、魔法のシート)では、同社が規格を定めてあらゆるバリエーションの包装紙を開発・製造し、全国の炊飯業者などへ展開、多くの取引先を持っている。
 ISO9001を取り入れた品質管理と軟包装衛生管理協議会の自主基準による衛生管理(HACCP、GMP等)やこのほど米国の民間研究機関が独自に作成した「AIB監査」と呼ばれる食品を安全に生産するための厳しい基準に合格するなど、包装材メーカーでは珍しい衛生管理を実施している。
 また、昨年から主力生産拠点である第二工場の工場長に女性(工場管理者養成コース受講者)を登用するなど新たな視点で改革を行っている。


ライスパック


魔法のシート


2.人材育成のポイントと中小企業大学校の受講経験(活用法)派遣理由、大学校を選んだ理由

同社の人材育成では、経営幹部などの上層部においては組織運営について理解することが重要と考え、長期(3日間×6回など)研修を活用して教育を行っている。また、管理者候補などの若手の教育には、ビジネススキルの向上につながる短期(3日間など)研修を利用して、「何か一つでも学んで、自分のモノにしてくれればよい。」と考えている。

大学校は研修スタイルが実践的であることが魅力。また、宿泊して他社から派遣された受講者と交流することで深い会話ができ、世間を知るよい場と考えている。
 「変える、変わるのは自分次第」、異業種とも比較しながら、自社や自分を見つめ直し学ぶことが効果的。

3.研修に参加したきっかけとこれまでの大学校での受講経験や活用方法

和田成博社長自身も、中小企業大学校瀬戸校の経営管理者養成コースの第22期修了者で、当時の自身の弱点を補えるような研修はないかと探し、組織マネジメントなど実践的な研修が多いと感じ、大学校で学ぶことを決めた。

良き講師・仲間に出会えたことが会社に役立つと実感したことで、和田社長の受講後、3名の社員を長期研修となる経営・工場管理者養成コースに派遣するとともに、短期研修に年間約20名を派遣している。
 和田社長自身が社員の教育カレンダーを作成し、誰がどのような研修を受けたのか、一目瞭然にして人材育成のPDCAを回す工夫をしている。

4.研修に参加したことによる変化、成果

(1)個人的な変化
 研修で学んだ事でまずは自分を変えるきっかけとなった。熱く現場を語ることができる社員が増えてきた。第20期工場管理者養成コースを受講した秋田啓子さんがその一人で、入社10年目ではあるが、同社では初めて女性の工場長として2014年4月に昇格させた。

(2)会社の変化
 秋田工場長が就任後、工場全体の残業時間を「見える化」した結果、全員の意識が変わり始め、43名が働く工場の残業時間は約900時間分が前年対比の削減となった。

研修による課題研究に引き続き取り組み、特に置き場(一・二・三等地の考え方)・在庫の見える化、2Sの考え方が定着してきていることや、人不足があるものの、工程間でジョブローテーションを行い、その日ごとに適正配置を行い、多能工化が進んできたことが要因である。
 また、現在は作業員の残業時間を均一化する取組みを行い、女性従業員にも働きやすい環境づくりに取り組んでいる。

5.今後の展開と課題について

引続き、自分の改革も継続しながら、上層部、従業員に知識を提供できる環境にしたいと考えている。それには、外部研修により知識を身につけ、「知恵を出し合える」環境をつくり、従業員一同、成長を楽しく思えるようにしていきたい。
 同社の経営理念である、「人の笑顔、人から必要とされる喜びを、モノ作りを通して従業員と共に学び、笑い、泣いて…次世代に引き継いで行きたい」に向かって進んでいきたい。

企業データ
睦化学工業(むつみかがくこうぎょう) 株式会社
代表者 代表取締役社長 和田成博(わだなりひろ)
所在地 愛知県名古屋市西区浮野町144
電話 052-502-2505(代)
設立 平成19年5月(創立昭和41年)
資本金 3,000万円
社員数 82名
主要事業 食品・医薬品包装材の製造・販売

掲載日:2015年8月10日

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