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HOME > 経営をよくする > 中小企業大学校の上手な使い方 成長企業にみる人材育成

中小企業大学校の上手な使い方 成長企業にみる人材育成


株式会社 中野科学

国際基準に合わせた効率的な経営で世界を目指す

株式会社 中野科学
中野信男代表取締役(工学
博士、写真)
保達良憲工場長

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ステンレスに色を出す独自技術で2000社超の取引

中野科学の本社外観

中野科学の本社外観

新潟県燕市にある株式会社中野科学は、1956年に金属洋食器の電解研磨を行う個人事業として創業。円高の影響等による地場産業の衰退により、同社の売上も減少していたが、「光の干渉によってステンレスに色を出す」という独自の技術を開拓したことで、一躍業界のトップを走る企業となった。
 50余年培ってきた高い技術力とISO14001及びISO9001など国際的に認められている環境や品質マネジメントシステムに沿った製造管理はユーザーの信頼を得ており、取引先は国内外あわせて2,000社を超える。

同社は「金属加工の技術力の向上」と「社員一人ひとりの成長」を企業理念の基本に掲げ、人材育成に熱心に取り組んでいる。社長や社員が講師となって、技術やサービス精神向上に関する社内研修を実施しているほか、必要に応じて外部の研修機関を利用している。これまで、同社からは延べ12名が三条校の研修を受講している(2015年7月現在)。これまでは、主に社長が受講してきたが、近年は社員も研修に派遣している。
 会社をさらに発展させていくには、日本全国、そして世界を相手にしていかねばならない。そのため、今後はより一層の高品質、低コスト、短納期が求められるが、中野社長は「自社にはまだ改善の余地がある」と感じていた。また、ISO9001及び14001を取得しているが、取得しただけで終わりにせず、社内の5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)運動をさらに前進させるために、まず現場のトップである工場長を工場管理者養成コースに派遣した。
 工場長は、自社課題研究(ゼミナール)で「ラインレイアウトの変更と作業分担の見直し」に取り組んだ。受講している時からムダな移動ロス時間を減らすなどの改善活動を行い、生産性が12.5%向上した。
 また、研修受講中は、大学校に併設されている雪華(せっか)寮に毎月宿泊し、他の受講生と懇親を深め、様々な意見交換や情報収集を行った。きれいな施設で適度にリフレッシュしながら、集中して研修に臨むことができた。

大学校での学びを即実践し、業績UP!

研修の受講によって様々な知識を身につけたことで、ものの見方、分析、解決の仕方がより論理的になった。受講生は社内のISO推進員となっているが、研修で5Sの考え方を学んだことによって、現場のあるべき姿と現状との差を正しく把握することができ、改善の次のステップが具体的にイメージできるようになっている。
 また、受講の効果は会社の業績にも早速表れた。課題研究のテーマを研修後も継続実施したことで、作業者を1人減らしても、前年を上回る売り上げを上げることができた。また、残業時間も少なくなるなど、生産性がアップした。

全社員が学び続ける組織づくりを進める

研修受講後、受講生には学んだことを社員に向けてプレゼンテーションしてもらうようにしており、研修内容を全社員が共有できるような体制を構築している。また、5S勉強会・改善打合せを月に1回行うなど、全社で5S活動を推進している。
 現在、組織体制の再構築をすすめているところで、組織や部門の役割を明確にしながら、今後も若手社員を中心に大学校の研修に派遣し、目標に向かって社員が成長していくような会社を創っていきたい。

工場内にある分析室

工場内にある分析室

企業データ
株式会社 中野科学
代表者 代表取締役 中野信男
所在地 新潟県燕市小池5181-3
電話 0256-62-2548(代)
設立 昭和31年(1956年)12月
資本金 2,500万円
社員数 30名
主要事業 産業装置部品・半導体製造装置部品・医療装置部品・ハウスウェア等器物雑貨品への電解研磨・電解複合研磨・酸化発色処理・化学研磨・酸処理など

掲載日:2015年7月27日

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