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HOME > 経営をよくする > 中小企業大学校の上手な使い方 成長企業にみる人材育成

中小企業大学校の上手な使い方 成長企業にみる人材育成


相栄産業 株式会社

燕三条から世界に羽ばたく人財を育成!

相栄産業 株式会社
相場美栄子社長
相場章吾取締役(右の写真)

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相栄産業株式会社 本社外観

相栄産業株式会社 本社外観

相栄産業株式会社は、1941年に航空機の板金部品の製造を行う「三条航空」として創業。戦後、時代の変化に応じて自動車部品の製造工場として再出発し、現在は、「異形絞り」という複雑な構造の部品にも対応可能な確かな技術力を持つ。自社において金型設計・製作からプレス加工、溶接、組立、塗装までの一貫生産が可能という強みを活かし、自動車用エンジン部品、シート部品、ブレーキ関連部品、建機用防振関連部品といった自動車関連部品全般の製造を行っている。

業績に結び付く人材育成を展開

同社は「企業活動を通じて人材を育成することで社会貢献を実現すること」を経営理念の一つに掲げ、「会社の業績に結び付く人材育成」に積極的に取り組んでいる。
 社員には特に専門技術と、プロジェクトマネジメント能力を身につけてもらうことに重点を置いている。専門技術は県内の支援機関の研修等を活用しているが、プロジェクトマネジメント能力の習得に関しては、実践型の中小企業大学校三条校の研修スタイルに効果を感じ、社員を派遣している。三条校では、グループディスカッションや成果発表の機会を通じて、プロジェクトを進める際に重要となる「コミュニケーション力」や「アウトプット力」を身につけることが出来る。
 また、同社では、研修で学んだことを社内に戻って実践し、水平展開しやすいよう、相場社長、相場取締役を含め、延べ31名が三条校の研修を受講(2014年2月現在)。そのうち6名が中長期研修を受講しており、同じ研修に出来るだけ複数名を派遣するようにしている。受講生が課題研究で取り組んだテーマは、年度の経営計画の目標の一つに掲げるなど、研修で学んだことが中長期的に業績に結び付くことを期待している。

海外現地工場の管理者を育成

長年培ってきた技術を活かし、さらに発展させるため、自社初となる海外(インドネシア)への工場進出を決めた。その際、現地工場長の候補者に、管理者としての心構えと現地でも活かすことのできる手法・知識を学んで欲しかった。また、三条校の研修、特に中長期研修における受講者間の交流で、同じ立場の方々から多くの刺激を受けて欲しいと感じ、「工場管理者養成コース」へ派遣することとした。

工場内の様子

工場内の様子

同研修の受講により、生産現場を管理・運営するためのスキルを習得した。さらに、課題研究(ゼミナール)では「金型製造工程で起こるミスの削減」に取り組み、全社活動としての成果につながるよう研修後も継続して取り組んでいる。
 また、研修を通して、同じ立場の方々との交流により、自分に足りないものに気づくことができた。行動や意識も積極的になり、自分の考えを研修で学び、作成したツールを活用しながら、自分の言葉で具体的に発信するようになった。工場管理者としての意識が芽生え、自覚が出てきたようだ。

海外展開に役立つ支援策も活用

同社では、中小機構のF/S支援制度(※)も活用して、インドネシアの現地視察を行った。視察を行った現地企業や同行した専門家とのつながりが現在も続いており、大変役立つ支援だと感じている。提携工場による生産を間もなく始めるところで、2015年の稼働を目指して、自社工場の建設も進めている。
 海外展開を進めるに当たっては、現地での情報収集を優先課題としているが、プロジェクトを推進していくための次のステップとして、研修を通じて海外展開に必要な様々な知識を社員に学んでもらいたい。
 三条校の研修を活用して人財育成に一層磨きをかけ、燕三条から世界へ羽ばたいていく考えだ。

※F/S(フィージビリティ・スタディ)支援制度とは、中小企業が海外展開を目指す際に必要となる、国内での調査や海外現地での調査(事業化可能性調査)から調査実施後のフォローまで、専門家等が一貫して支援する制度のこと。

企業データ
相栄産業 株式会社
代表者 代表取締役社長 相場美栄子
所在地 新潟県三条市北新保2-4-32
電話 0256-33-0551(代)
設立 昭和16年(1941年)11月
資本金 85,000千円
社員数 58名
主要事業 自動車及びその他輸送機器関連の金属プレス部品の製造

掲載日:2014年5月28日

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