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中小企業大学校の上手な使い方 成長企業にみる人材育成


株式会社森井製作所

2年連続の研修派遣で事業計画が深化 ~国内の雇用もしっかり守っていく~

株式会社森井製作所
専務取締役 森井英之

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企業の特徴

株式会社森井製作所は、エンジン部品、トランスミッション部品、足回り部品などの自動車・産業用機械部品の多品種中少量の切削加工メーカー。素材調達から切削加工、熱処理、溶接、表面処理、組立までの一貫生産を特徴とする。

設備に関しては、マシニングセンター30台、NC旋盤40台、高周波焼き入れ設備3台、三次元測定機2台など総数400台以上の設備を駆使して顧客の要望に応えていて、顧客との信頼関係には自信がある。営業だけでなく生産現場の技術者のサービス力、フットワークの良さ、提案力を従業員には徹底している。5S活動、MVM(目で見る管理)に愚直に取り組んでいるという自負も持っている。専務取締役の森井英之氏に話を聞いた。

海外展開事業管理者研修(23年度)に参加したきっかけ

当社も、既存顧客が海外へ出ていくケースが増加し、受注が減少する傾向があらわれ始め、そのため海外展開するなどの対策の必要性を痛感していた。そのようなときに中小企業大学校・東京校の海外展開事業管理者研修が開講されることを知り、森井専務自身が受講することにした。

研修を受けた感想

事業計画書を作るのは良かった。他の受講者との意見交換や発表も役立つ。そこまで考えているのかと刺激を受けたり、自分の考えで検討が抜けている点に気付くなど参考になった。事業計画書を初めて作ったが、納得いく検討ができた。もっと事業計画書作成・検討の時間を増やして欲しいぐらいだ。国内既存事業の経営計画の見直しにもすごく役に立つと考えている。事業計画書のフォームは、研修時には現行のもので十分だ。受講後、自社の事業に向くようにさらにアレンジした。

研修の効果

受講の時点では、海外に進出することは決めていたが、どの国にするかは未定であった。受講後、国際化支援センターのシニアアドバイザーに数度アドバイスを受け、インドネシアに決めた。研修後のアフターフォローとして、無料のアドバイスは大変ありがたかった。
 翌年度には、秋田工場の次長に受講させた。その結果、自身の作成した計画書と次長の作成した計画書をすり合わせることで、計画検討のレベルを深化させることができた。次長は、その後設置した「海外展開準備室」の室長として活躍している。
 海外展開の必要性は感じつつも素早い判断ができなかったが、そうこうしているうちのインドネシアの人件費上昇などに後押しされて決断し行動を開始した。研修で作成・検討した事業計画書は助けになったといえる。

今後の展開と課題について

インドネシア国カラワン県KIIC工業団地にレンタル工場として延床面積約1800平米のインドネシア工場PT.MORII MANUFACTURING INDONESIA(PT.MMI)開設の準備を進めている。今後、電源などのインフラを点検し、2014年3月入居、9月操業開始予定である。また、現在、毎月インドネシアに出張し、必要な経費に関する既進出企業からの情報収集や、日系企業を回っての顧客開拓をおこなっている。
 インドネシア工場の当初設備として新品のNC旋盤4台、M/C2台を日本から持っていき、切削加工から開始する。高周波焼き入れ装置は大型なので第二段階とする。4~5年後に自社工場を持ち、その際に秋田工場の焼き入れ装置を導入する計画だ。
 同工場では、アクスル部品とエンジン部品を製造し、インドネシア、タイ、中国の顧客に供給する。PT.MMIでは単純な機械加工のみをおこない、秋田工場では今後、付加価値の高い部品加工にシフトする。その一例がモジュール化(加工+組み立て+性能検査)などの考え方だ。また医療機器用部品加工にもアプローチしたい。顧客の開拓にも取り組んでいる。そのためチタンやステンレスなどの難加工材へのチャレンジも失敗を恐れず取り組むよう技術部には話をしている。福祉機器も高齢化社会の進展の中では参入候補である。何万という量産ではなく、多品種少量生産が当社流のものの作り方だ。このような役割分担を行うことで国内の雇用は守っていく。
 今年10月にはインドネシアから三名の研修生を受け入れ、秋田工場で11カ月間の研修を行うが、うまくいけばインドネシア工場で働いてもらうことを考えている。経理、人事はローカル人材でなければ担当できないので別の対策となる。

企業データ
株式会社 森井製作所
所在地 東京都大田区仲六郷1-9-15
電話 03-3731-5955(代)
設立 昭和28年(1953年)3月
資本金 4千万円
社員数 140名(関連会社を含む)
主要事業 自動車・産業用部品の多品種中少量の切削加工メーカーの設計・製造・組立

掲載日:2013年9月12日

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