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HOME > 経営をよくする > 中小企業大学校の上手な使い方 成長企業にみる人材育成

中小企業大学校の上手な使い方 成長企業にみる人材育成


フェイスラボ 株式会社

若い従業員が多い会社の底上げはかる

フェイスラボ 株式会社
朝比奈謙太社長

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技術力を武器に事業拡大目指す

OEM生産する化粧品の製品群

フェイスラボは化粧品や健康食品のOEM(相手先ブランドによる製造)メーカー。2002年に本社工場を建設し、今後は海外展開も視野に入れている。グループ会社のエフシー中央薬理研究所を中心に培ってきた製造技術を武器に、事業拡大を目指す。

フェイスラボの朝比奈謙太社長の年齢は33歳。約140人いる従業員の平均年齢と同じだ。朝比奈社長は高校卒業後、父親の朝比奈照雄氏が社長を務めるエフシー中央薬理研を経て、09年12月に照雄氏からフェイスラボの経営を引き継いだ。中小企業大学校瀬戸校には事業継承の準備をするため、05年から09年の間に4つのコースを受講している。

05年には「新任管理者の役割と能力開発」、06年には「工場長のための工場変革講座」と「トップセミナーII」、社長就任直前の09年には「経営管理者養成コース」を受講した。生産管理から企業経営まで、製造業の経営者に必要とされる基礎的な知識を中小企業大学校で身につけた。

特に、フェイスラボを継ぐことを父親と約束した後に受講した09年の経営管理者養成コースは、月1回の3泊4日の合宿研修を6か月間継続して受講するもので、経営者としての考え方や予備知識をたたき込まれた。また受講者は事業継承を控えた30-40代の男性が多かったため、「自分と同じ境遇の気軽に相談ができる経営者仲間ができた」(朝比奈謙太社長)ことも大きな収穫だった。

大学校は若手を育ててくれる存在

化粧品のボトル詰め作業のライン(本社工場)

社長だけでなく、従業員の教育にも中小企業大学校を役立てている。2004年から11年の間に50人以上が受講した。品質管理や工場管理、顧客開拓のリーダー育成のほか、「女性リーダーの能力開発」など女性のレベルアップにつながるコースも積極的に活用している。同社は若い従業員が多いため「若手を育ててくれるベテラン職員が少ない」(同)。中小企業大学校を積極的に活用することでこの弱点を補うとともに、社員の意識向上を促している。

同社の中野重好工場長は、「工場管理者養成コース」など、中小企業大学校の複数の研修を継続して受講することで育成した。朝比奈社長が経営に専念できるのは、製造現場の運営を任せることができる中野工場長の存在が大きい。

将来へ向けては東南アジアの現地化粧品メーカー向けOEMなど、海外展開も視野に入れている。「海外現地メーカーも力をつけてきた。メイド・イン・ジャパンに競争力があるここ5年で勝負が決まると思って、売り込みをかける」(同)と積極的だ。事業拡大で最も重要となる人材の育成に中小企業大学校を利用し、「従業員の基礎的な能力の底上げを図る」(同)考えだ。

企業データ
フェイスラボ 株式会社
代表者 代表取締役社長 朝比奈謙太
所在地 静岡県袋井市久能1934-2
電話 0538-45-2155
設立 1995年7月
資本金 4,000万円
社員数 147人
主要事業 化粧品・医薬部外品・健康食品の受託製造

掲載日:2012年5月31日

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