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HOME > 経営をよくする > 中小企業大学校の上手な使い方 成長企業にみる人材育成

中小企業大学校の上手な使い方 成長企業にみる人材育成


株式会社 サンワ

リーダー人材育て自社ブランドを展開

株式会社 サンワ
山川和邦社長

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小ロット注文に絶対の自信

06年に開設した中国河南省開封市の自社工場

06年に開設した中国河南省開封市の自社工場

サンワは各種バッグをはじめ縫製品全般を主に手掛ける。「オーダーメイド、小ロット生産・日本一」を標榜し、バッグ、徽章やTシャツ、水泳用品、ゼッケン、販促ツールなどの取扱品が、100個からの小ロットで、素材、色、デザインの注文に応えられるのが特徴。山川和邦社長は「小ロット注文に当社並みの価格で応じられる国内企業は、ほかにない」と強調する。

1997年には中国江蘇省南京市、06年には同国河南省開封市に自社工場を開設した。これら2工場で生産するほぼ全ての製品を国内市場向けに供給し、販促用バッグ、アパレルバッグやスイミングクラブのスクールバッグなどとして使われている。国内事業所の従業員数は約90人。12年12月期の売上高は、前期比約10%増の24億6000万円を見込む。

「体系的な学習」に魅力

ダンス用ウエアなどを扱う自社ブランド「SauSaGeParty(SSGP)」

ダンス用ウエアなどを扱う自社ブランド「SauSaGeParty(SSGP)」

山川社長が中小企業大学校東京校を活用し始めたのは、2000年前後のこと。「社内では、社長に対して教えてくれる人はいない」との考えから、外部で経営について学べる場を求めていた。そんな中、同校については「宿泊施設を持ち、3日間などの研修を開講しているため、注目した」(山川社長)と振り返る。

一般的には一回1・2時間など単発的に実施されるセミナーが多いが、「中小企業大学校は数日間まとめて体系的に勉強でき、知識が身に付きやすいのが利点」(同)だという。
 2001年から10年にかけ、累計約100人の同社社員が同校の短期コースなどを受講した。その間、山川社長や社員が同校で学習した内容に基づき、同社は新たな人事制度を確立。人事考課に反映させる目標管理シートなどを作成し、従業員の意欲向上につなげている。「専門のコンサルタントに頼らず人事制度を確立できた」と山川社長はうれしそうに話す。

新ブランドの立上げ方法も学ぶ

同社は現在、新事業としてダンス用ウエアなどを扱う自社ブランド「SauSaGeParty(SSGP)」の展開に力を入れている。この事業を立ち上げる際も中小企業大学校を活用した。事業責任者の山元典雄課長らが、2010年度の商品企画研修を受講。商品デザイン、市場調査、価格設定、販路開拓などについて学んだ。学習したノウハウに基づき、11年4月にブランド展開をスタート。ダンスウエア取扱店やネット通販などで販売し、初年度売上高は約1000万円となる見通しだ。山川社長は「3年目までには年間売上高3000万円以上の事業にしたい」と意気込む。

また、同社は毎月、中小企業大学校の開講スケジュールを社員向けにメールで配信している。これを見た社員が立候補し、受講に至るケースが多いという。
 山川社長は「リーダークラスの人間は、自分がいなくても仕事が進む仕組みを作れないといけない」と付け加える。中小企業大学校の研修に参加する場合、受講者は同僚に不在時の仕事を任せることになる。つまり「一時的に仕事を離れることも、受講の副次的効果」(同)というわけだ。

今後は、こうしたリーダー人材をより多く育て上げることが目標。引き続き中小企業大学校を活用しながら、「確固たる人材育成システムを構築したい」(同)としている。モットーは「会社の発展は人の発展」。社員の力で新たなビジネスを創造し続け、「2025年には売上高100億円、45年には1000億円の企業に成長させたい」(同)考えだ。

企業データ
株式会社 サンワ
代表者 代表取締役 山川和邦
所在地 埼玉県戸田市新曽2002
電話 048-431-0061
設立 1979年2月
資本金 1,000万円
社員数 90人
主要事業 水泳用品、繊維製品のほかオーダーメイドバッグの製造販売

掲載日:2012年5月31日

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