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HOME > 経営をよくする > 中小企業大学校の上手な使い方 成長企業にみる人材育成

中小企業大学校の上手な使い方 成長企業にみる人材育成


株式会社 山本製作所

チャンスは平等に「やる気」を支援

株式会社 山本製作所
山本丈実社長

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山本製作所社屋(東根事業所)

山本製作所社屋(東根事業所)

山本製作所は、穀物乾燥機や精米機をはじめとする農業関連機器メーカー。1918年(大正7年)の創業以来、顧客のニーズに応える製品・サービスの提供に力を入れている。製品開発では同社の持つ技術シーズである「燃焼技術」「選別する技術」「切る技術」の3点が研究開発力の基盤となっている。経営理念には「人をつくり、商品をつくり、豊かさをつくる」を掲げる。年商は約84億円(2011年12月期)。近年は廃棄物のリサイクル活用を主体とした環境に配慮した製品開発にも取り組んでいる。創業から90年以上の歴史を重ねる中、社員の成長が同社の発展を支えてきた。絶え間ない“人づくり”が原動力になっている。

異業種との交流でネットワークづくり

コイン精米機「こめ太郎」

コイン精米機「こめ太郎」

人材育成では社内外の研修に力を入れており、中小企業大学校の活用もその一環だ。山本丈実社長は「社外の研修では異業種の経営者との交流などで刺激を受けてほしい」と、社外研修による新たな人的ネットワークの構築も期待する。

山本製作所では仙台校を中心に長年利用しており、これまでに計63人が受講し、「経営管理者養成コース」「工場管理者養成コース」など長期の研修にも6人が受講している。特に経営管理者養成コースは近年継続的に受講しており、幹部の受講は必須。21年度は2人、22、23年度は各1人が受講した。部長級が対象となっており「次の経営層の育成につなげている」と語る山本社長自身も、経営管理者養成コースの第一期修了生である。グループリーダー級は販売や生産、財務などの職種に応じたコースを受講しており、社員の成長を支える中小企業大学校の研修を、今後も継続して活用する方針だ。また仙台校で築いたネットワークを継続していくため、経営管理者養成コース受講者のOB会開催にも期待を寄せている。

ものづくりを支える人づくり

同社の人材教育の取り組みは、スキルアップのチャンスは平等に設け、各社員の“やる気”を支援する考えが基本になっている。受講希望する研修テーマは社内から公募も行う。研修で学んだことを活かした生産現場での改善活動の成果は作業改善発表会など社内で発表する場があり、発表者は社内からの評価を受ける取り組みもある。それぞれが蓄積した成果を社内に還元するとともに、発表することで提案能力を高めるのが狙い。改善点などの指摘も受けることで、一段と若手の提案力を磨く試みとなっている。中には主婦社員で構成する「芽育UP(メイクアップ)委員会」もあり、主婦視点で製品を評価し改善につなげている。

農業関連機器、精米加工関連機器、発泡スチロール減溶機や木質ペレットストーブ開発などの環境関連機器の3事業を柱とする山本製作所。創業時から時代のニーズに応える機器・システムを開発、提供してきた。経済のグローバル化が進む中、わが国の農業分野も大きな転換期を迎えている。ものづくりを支える人づくりが今後も大きなテーマだ。山本社長は「海外にも目を向けた人材育成にも力を入れ、しっかりと時代の変化に対応していく」と先を見つめている。

「経営管理者養成コース」の受講は経営層へのステップにもなる。次の担い手を養成する一つの登竜門の位置づけだ。基本的に教育の機会は平等にあり、オープンな人材育成に力を入れている。

企業データ
株式会社 山本製作所
代表者 代表取締役 山本丈実
所在地 山形県東根市大字東根甲5800-1
電話 0237-43-3411
設立 1961年8月(1918年創業)
資本金 9,600万円
社員数 302人
主要事業 穀物乾燥機や精米機などの農業・環境関連機器製造販売

掲載日:2012年5月31日

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