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中小企業大学校の上手な使い方 成長企業にみる人材育成


株式会社 共同物流サービス

人材育ち、物流の高付加価値化を実現

株式会社 共同物流サービス
関野達也常務

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リードタイム短縮、高品質、高精度化が進む物流センター

リードタイム短縮、高品質、高精度化が進む物流センター

共同物流サービスは、食品スーパーやホームセンターを主力取引先とする物流会社。青森県八戸市、岩手県金ケ崎町に物流センターを展開するほか、2009年11月には、仙台市内に仙台営業所を開設し、事業を拡大している。当初、共同保管事業からスタート。以後、着々と付加価値の高い物流機能を増強してきた。今では、卸企業からの入荷、集荷、保管、ピッキング、流通加工、共同配送−に至る全工程を情報管理し、迅速な配送を実現している。流通加工では入荷検査、鮮度チェック、値付け、包装などの加工処理がなされ、物流の付加価値を高めている。こうした卸企業と小売企業の間に介在する同センターの機能は、納品車両の削減、定時一括配送、荷受け・事務作業の軽減を実現。さらには環境負荷の低減にもつながっている。

幹部から若手までが受講経験者

八戸周辺にとどまらず、事業エリアの拡大を目指す

八戸周辺にとどまらず、事業エリアの拡大を目指す

同社では中小企業大学校仙台校の研修を、1991年4月の同校の開校以来、長年にわたり活用してきた。「社内ではなかなか教育できなかった。当時、八戸では研修の場も少なく、東北の仙台に開校してもらってありがたかった。この厳しい時代に、会社が存続し、今でも社員を毎年受講させられ幸せに感じる」(関野達也常務)と同校の存在を評価する。

受講者は毎年20−30人。管理者をはじめ管理者候補、さらにリーダー的なパート従業員らも派遣している。受講後には各参加者に報告書を提出させ、理解度、進ちょく度を評価する。今では幹部社員から若手までが同校の受講経験者。関野常務自身、かつて同校の研修施設に通算100日以上も宿泊したという。それだけに、今では管理手法、戦略が全社的に共有され、機動的な業務遂行に役立っている。また、各地から研修に集まる異業種企業からの参加者との交流も、広い視野を養ううえで有益とみている。

これまでに経営管理者養成、工場管理者養成、新任管理者養成の各研修コースのほか、財務管理、品質管理、5Sなど多様なコースを利用。短期コースを含め受講回数は延べ300回を超える。異分野の製造業を対象とするコースにも参加。「製造業のIE的な考え方などは参考になる。今後の取引先拡大にも役立つと思われ、まだ当社が弱い分野を学ぶことは大切」(同)とみている。

受講者が各部門で活躍

社内には、在庫管理、流通加工、日配物流、水産物流など10余りの部門がある。これら各部門で同校の研修を受けた管理職らが活躍している。部門長は月ごとに部門の損益、人員体制などを計画し、実行、チェックする。各部門が一つの会社組織的な役割を担う。高い判断能力が求められている。「常に改善は欠かせない。まだ労働集約的な側面が多いだけに、1秒、1個の改善の積み重ねが損益を左右する」(同)と指摘する。それだけに数字の見方や改善の着眼点が分かる人材がそろってきたことは同社の強みといえる。

今後の同社の主要戦略の一つが、事業エリアの拡大。09年に東北の中心都市である仙台に営業所を進出したのも、同社としては大きな変革の時代に臨む意思表示といえる。「八戸地域から外に事業展開し、営業力も強化する。同じ仕事が長く続くことはない。自動車などの製造業や病院関連業務など、いい仕事があれば挑戦したい」(同)と、新事業分野の開拓を狙っている。さらに、「新事業をやるにしても人材は必要」(同)とみており、今後も同校の研修をフル活用する考え。

企業データ
株式会社 共同物流サービス
代表者 代表取締役 橋本昭一
所在地 青森県八戸市卸センター1-13-1
電話 0178-28-8670
設立 1972年7月
資本金 2000万円
社員数 637人
主要事業 共同保管、流通加工、共同配送等
企業ワンポイント
パートを含め管理職やリーダーを受講派遣、受講後は報告書を提出させて理解度を評価する手法で実効力を高めた。管理手法や戦略が共有され、機動的な業務遂行に役立っている。

掲載日:2010年3月12日

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