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中小企業大学校の上手な使い方 成長企業にみる人材育成


株式会社 ティエスイー

技術力の底上げ図り、日本一の盤メーカーを目指す

株式会社 ティエスイー
高橋正実常務

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公共設備向けの各種制御盤で創立50周年を迎えた

公共設備向けの各種制御盤で創立50周年を迎えた

神奈川県大和市にあるティエスイーは、産業用機器、上下水道などの公共設備、発電システム向けに、プロセス制御盤や監視盤、動力盤などの製造を手掛ける盤メーカーだ。

設計から板金、組み立て配線、試験、現地調査までを一貫して行うのが強み。2009年には創立50年を迎え、現在は「日本一の盤メーカーへ」をキャッチフレーズに、技術力の向上を図っている。

同社が中小企業大学校を活用する契機となったのは、関連会社である高橋電機(福島県二本松市)での活用ぶりを知ったからだ。高橋電機では、中小企業大学校が仙台にできて間もないころから活用しており、「ならばティエスイーでも積極的に活用しよう」(高橋正実常務)と、2006年から始めたという。

初めて東京校のプログラムで取り組んだのは「プロジェクトで取り組む、工場改革」をテーマにした研修で、06年7月から07年3月までの期間、高橋常務自らが受講した。

「講義を聞いて終わりという研修ではなく、課題を社内に持ち帰り、プロジェクトを立ち上げて改善、改革していく点が良かった」(同)。

高橋常務は、研修で作成したという資料を広げ、「報告書の作成も細かく教えてもらい、手応えがあった」と振り返る。

次々と社員が受講し、社内も活性化

設計から組立、試験まで一貫して手掛ける

設計から組立、試験まで一貫して手掛ける

それ以降、同社では07年は製造部長、08年は若手社員、09年は30歳代前半の社員らが同様のプログラムを受講する。その都度、社内プロジェクトを発足させるというサイクルが、「2S(整理・整頓)をテーマにした自社独自のプロジェクト」(同)などにもつながっている。

さらに、財務、コストマネジメントなどのコースも含めると、「例年15人程度が学ぶ」(同)と説明、同校を人材教育の場として活かしている。

同校の研修を受けて発足する社内プロジェクトは、5人から10人程度で構成し、1カ月に2回ほど活動する。その際、設計担当と製造担当をペアにするなど、工夫を施している。

高橋常務が受講した際は、「I/O盤の試験工程の効率化」をテーマに社内プロジェクトを開始。リーダーが高橋常務、サブリーダーが設計部長で、設計部門の効率改善に取り組んだ。

ユーザーと直接取引する会社へ

設計から製造、試験まで行う同社だが、今後の目標は「付加価値を付けることだ」と高橋常務は強調する。

取引先は大手電機メーカーが中心で、社会インフラの整備に関する仕事が多い。ただ、少子高齢化や産業の空洞化に伴う国内市場の縮小に伴い、「ユーザーと直接取引する機会も増やしていかないと」(同)と気を引き締める。

さらに、今後の需要の高まりが予想される中国市場への取り組みも、「独自にできる力をいかに付けていくか」(同)という問題意識の下、技術力の底上げを図る。

昨年、創立50年を迎えた同社の記念パンフレットには、「会社はそこに働く社員のものである」という言葉と、「社員一丸となって新たな『第二創業』を」とある。

独自性のある盤メーカーとしての挑戦が始まった。

企業データ
株式会社 ティエスイー
代表者 代表取締役社長 中岡民生
所在地 神奈川県大和市深見西1-4-42
電話 046-261-2255
設立 1959年8月
資本金 5000万円
社員数 140人
主要事業 一般産業機器の制御、計測システム製品の製造、販売
企業ワンポイント
受講した社員を中心に、次々に社内プロジェクトチームを立ち上げる好循環を生み出した。改善、改革の奔流を導き、企業力の向上を狙う。

掲載日:2010年3月12日

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