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HOME > 経営をよくする > 中小企業大学校の上手な使い方 成長企業にみる人材育成

中小企業大学校の上手な使い方 成長企業にみる人材育成


株式会社 トワード物流

社員の総合力底上げへ、多彩な人材育成を展開

株式会社 トワード物流
友田健治社長

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冷凍・冷蔵・常温の3温度帯の保管、配送を営む

トワード物流は、福岡・佐賀県にある2カ所の自社物流センターを核に全国各地へ総合物流サービスを展開する。冷凍、冷蔵、常温の3温度帯の同時保管・配送で九州・広島地区の量販店や外食店へ共同配送するほか、全国各地にトラック輸送している。また、物流情報システムを開発する部門を持ち、これまで受発注システムや物流センター管理システムなどを独自開発してきた。

2002年はトラック運送情報をリアルタイムに共有化する物流マネジメントシステム「トラサム(TRU-SAM)」を発売。09年11月は安全運転とエコドライブを推進するシステムソリューション「エコ・サム(ECO-SAM)」を発売するなど、情報システム機器開発に優れた技術力がある。09年3月期売上高は約45億4000万円の規模。

社員の問題意識を醸成

専用携帯全地球測位システム

同社は社内外で人材育成に力を入れ、社員の総合力を底上げしてきた。その一つが経営幹部研修だ。99年からの11年間、中小企業大学校直方校の「経営管理者養成コース」に社員を毎年派遣してきた。

友田社長には「財務管理やマーケティングなど経営全般にわたって理解できる人材を育てたい」との思いがあった。だが、同研修を半年間受講したからといって「すぐに優れた効果が表れるとも思っていない」。むしろ、研修に参加した受講者との交流を通じて、多くのことを学んでもらうことを期待している。また「中小企業大学校の研修に物流関連業務を主体とした科目があれば、もっと実務的な研修になるのだが−」と、カリキュラムに対する一段の要望も。

同社の一般社員は、物流の現場ノウハウをオン・ザ・ジョブ・トレーニング(OJT)で習得する。定期的に物流コンサルタントを招き、現在の物流事情などを講義してもらっているほか、トヨタ生産方式の勉強会や物流関連の資格取得などにも取り組み、若手から中堅社員を育成している。

友田社長は「社員には日常、何らかの問題意識を持って業務に取り組んでもらいたい。会社側も社員と問題意識を共有して業務改善に取り組みたい」と話す。

安全運転の意識、技術向上

一方、運送業務ではトラックドライバーが事故を起こさない安全運転を心がけることが何より肝心だ。同社の各車両にはトラサムの情報端末機器を搭載している。ドライバーの運転状況を数値設定で見える化。運転指導を強化したことで、トラサム導入以前に比べて車両事故数は激減した。

ドライバーの安全運転への意識、技術向上は「ムダな燃費を消費せず、社員にコスト意識を持たせ、エコドライブを実現した」と胸を張る。

今後、同社はエコ・サムを拡販していく考えで、初年度3000台の販売目標を掲げる。同製品はトラック用のトラサム機能を簡素化し、商用車をおもな販売ターゲットにする。

専用携帯全地球測位システム(GPS)端末機器を車両に搭載するだけで、時間と緯度経度を1秒に1回取得し、ドライバーが運転した速度を導き出す。安全運転を指導でき、交通事故削減や「燃費も約15-20%削減することができる」と全国での普及に期待している。

企業データ
株式会社 トワード物流
代表者 代表取締役 友田健治
所在地 佐賀県神埼郡吉野ケ里町三津166‐13
電話 0952-52-8300
設立 1951年
資本金 2億9500万円
社員数 258人
主要事業 一般貨物自動車運輸業、情報システム開発販売、物流センター事業など
企業ワンポイント
九州・福岡、佐賀を拠点に、冷凍から常温をカバーする総合物流サービスで成長。OJTを中心とする一般の社員教育だけでなく、経営全般を理解できる幹部教育に力を入れている。

掲載日:2010年3月12日

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